月別アーカイブ: 12月 2012

お知らせ

工事中の新築住宅のほうに電話回線の光ケーブルを設置したために、これまでの回線が使用できない状態になっています。ブログの編集や投稿がうまくできません。ご迷惑をおかけしていますが、早急に対処しますのでどうかご了承ください。

雪の家 その2

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普通車3台分ほどの駐車スペースを15cmほど掘り下げて再生砕石と入れ替えてもらいました。写真の左端に見えている小山が掘り上げた土砂です。川砂主体のいい土なので、一部分を建物の南側と東側に投入して地面を10cmくらい上げるつもりでいます。大雨が降ったときなどに水たまりにならないようにすることと、玄関前〜裏の勝手口への通路・階段と、地面との段差をもう少し小さくするためです。

積雪量はたいしたことはありませんが、連日雪がちらつくようになりましたね。周りが雪で白くなると建物の白・黒・灰色のモノクロームがよけいひきたちます。

 

199円

 

ニトリおそるべしと思うのはこういった小物類ですね。価格相応に非常にチープなものがある一方で、「えっ、この値段で!」とびっくりするくらいコストパフォーマンスが高いものもあります。写真のヒメフォークとティースプーンもその一例。

材質はホームウェア定番の18−8ステンレスで国産品。柄の元から先端まで適度に厚みにめりはりがあり表も裏も微妙に曲面を描いています。エッジもちゃんと取ってあります。全体のフォルムもきわめてオーソドックスながらきれいですね。とくにティースプーンのアーモンド形のカップは美しいと思います。サイズはスプーンが長さ132mm、フォークが124mm。むろん細部を仔細に見るとプレス断面の仕上げ程度など、人によってはいまいち感があるかもしれませんが、なにしろ199円ですから、そこまで要求するのは無理でしょう。

海外の有名なブランド品で、薄板をただプレスして曲げただけのような、それでいてデザイン料だかなんだか値段だけばか高いフォークやスプーンとは大違いです。

 

床板塗り終わる

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自宅工事の床板塗装ですが、やっと全部塗り終わりました。正味で12日=
のべ12人工ほどかかったので最初の予想の倍近いです。塗料自体はオイルフィニッシュ系の「オリオ2」で、塗って拭き取るを2回(2日)繰り返すだけで、比較的簡単なもののはずだったのですが、下地調整にたいへん手間取りました。

フローリングの板と板の段差を削ったり、本来ありえないことですがしみ込んだ墨打ちの飛沫を消したり、全面にサンダーを掛けたりといった手間です。たとえばLDKですが、約17畳の広さがあるのでここの下地調整は2日近くかかりました。塗装そのものは2回塗って間にペーパーでの均しも含めて8時間くらいです。

同じ無垢材のフローリングでももっと幅広で長さも倍以上あり加工精度もよければ下地調整はずいぶん楽なはずですが、そのぶん今回使用した材料よりずっと値段が高いです。手間がかかっても安い材料がいいか、手間のかからない高い材料がいいか。どちらがいいかはいちがいに決められませんが、次の機会に(そんなものがあるかどうかは分かりませんが)同じフローリングを採用するのはすこし躊躇がありますね、正直なところ。自宅で、自分で塗装するという前提だからこそのフローリングだったかもしれません。

でもできあがった感じはなかなかいいです。合板や突き板のフローリングとはまったくくらべものになりません。

写真は玄関からリビングに入ったところで写したものですが、システムキッチンも蛇口やパイプ類の取り付けが終わっています。吊戸棚もセットになっていたのですが、窓を大きく取りたいのでそれはセットから外してもらいました。このあと、たぶん一ヶ月以上先になるかもしれませんが、キッチンとリビングとの間仕切りを兼ねた大きな戸棚(幅3.3m、高さ2m)を据え付ける予定です。

 

四脚アジャスト式足場台

 

工事中の自宅で、内壁の左官材料のコテ塗りなどに必要な足場台を調達しました。全体は折畳式でかなりコンパクトになり、把手もついているので持ち運びが楽にできます。PIKAのDWV−S86LA。

高さは550〜859mmで、脚がそれぞれ独立に伸縮できるので段差のある床や地面でも安定して置くことができます。また踏み台の長さも1080〜1800mmまで無段階に変えることができるので、作業の内容や現場のスペースに合わせた最適な設定ができます。耐荷重は100kgまでとなっていますが、最大に延ばした場合でもへなへなした感じはなく、安心して作業ができました。重さは11.5kgと、サイズと機能のわりには軽量で、よくできていますね。

以前から家具の仕事でも製作や納品時の取り付けなどの作業用に、この手の足場台をほしいとは思っていたのですが、けっこう値段がはるし(定価だと46600円)今ある大小のアルミの脚立でもなんとか間に合うことは間に合うので、それきりになっていました。しかし今回はこういった足場なしではまったく仕事になりません。まあ道具は「あればあったほうがいいな」くらいの動機ではなかなか買えません。それがないと仕事ができない、まさに必要に迫られて調達というのが実際のところです。

 

光る洞窟

昨日、自宅の電気が通りました。工事が100%終了したわけではありませんが、とりあえず住める状態にするために早めに通電してもらいました。これまでは工事用の仮設電気だったわけですが、これからはわざわざ毎日外から電気コードを延々と引っ張ってこなくともよくなります。それでさっそく照明の「実際の具合」をたしかめるために、夕食の後に工事現場に再度出向いてみました。

写真は南側の玄関部分です。白く光っているのがポーチで、壁面の一部が畳1枚半ぶんくらい凹んでいる形になっており、天井からのLEDのダウンライにに照らされています。玄関のドアはポーチに入ってからの左側にありますが、全面半透明のペアガラスのドアなので、ポーチのダウンライトを消しても玄関内あるいはリビングからの光が透過してきます。したがって四角い開口部がやはりくっきり浮かびあがります。

「光る洞窟」というイメージはまあ表現できたと思います。もっともこのままでは戸外から玄関へのアプローチが暗くて危ないので、ポーチの左側=建物の南西の角近くに外灯が付きます。乳白ガラスの丸いグローブのLEDタイプですが、室内も含め各照明の詳しい説明は工事が完了してから行います。

 

猫の首輪

 

わが家の猫の唯一のおしゃれが首輪です。というのはもちろんウソで、万一迷子になったり事故にあったなどの際の「大江家の飼い猫」の目印が本来の目的です。しかしどうせなら飼い主も目で楽しみたいということで、ごくたまにですが、首輪を新調しています。

現在4個の首輪があり、それを2匹の猫がかわりばんこに付けています。すべてセーフティー式の首輪で、強い力で引っ張るとバックルが解除。いわゆる「首つり」を避けるためですね。

国政選挙は最悪の結果になってしまいましたが、愛らしい猫の姿でもみながら心を落ち着けたいと思います。

 

胴腹ノ滝やっと減量

 

前々回の11月22日には5月28日とほぼ同じくらいまで湧水量が増えていた胴腹ノ滝も、その次の12月4日にはようやく減少に転じました。春の雪解時の最大水量(5月8日)をこえることはついにありませんでした。その後数日して平野部にもけっこうな積雪があったので、さすがにあらたな地下水の供給は急速に減ったとみえて、昨日12月15日にはさらに目に見えて湧水量が下がりました。

水温は12月4日が右8.6℃、左8.5℃(気温7.2℃)、12月15日が右8.5℃、左8.4℃(気温4.0℃)です。水量と並んで水温も下がってきましたね。写真は15日の午前9時のものですが、駐車場から滝に向かう道のあたりで積雪は30cmほどに達しています。駐車場も全面除雪されているわけではないので、水汲みの車は駐停車に注意が必要です。

 

刃が立つ

 

ものは試しと鉋の刃を立ててみました。もちろんタネも仕掛けもいっさいありません。砥石と刃がほぼ完全な平面になっていれば水分を含んだ研泥を媒介として密着します。

刃の角度は35度くらいなので、その研いでいる面の大きさより何倍もある鋼の重い鉋刃全体が斜めになったままずっと倒れないでいるのは、一見不思議な光景です。しかしプロならば、ミクロン単位の薄削りなどと同様に、できて当たり前でとくべつ自慢するようなことではありません。

まっすぐ平らに研いだ刃は切れ味がいいのは当然ですが、長切れするようにも思います。それは私のイメージでは、食品などの包装のポリ袋にある小さな切れ目のようなものかもしれません。袋を破こうとしたときに袋の端1カ所に小さな切り欠きが設けてあると、力がそこに集中するので簡単に破くことができます。刃物もまっすぐ圴一に研がれていないと、ミクロ的にみて刃先が他のところよりも粗い部分に衝撃が集中しごく小さな刃こぼれを起こす。それが連鎖していって刃が早期に切れなくなる、というような感じです。

ちなみに上の写真のような状態はふつうでは起きません。それはもうすこし研面に水気があったほうが研ぎやすいことと、鉋の刃は材料を削ったときに耳が立たないように左右両端がわずかにカーブを描くように研ぐのが通例だからです。言うまでもありませんが、そのカーブは任意のカーブであって、研ぎが下手な人がいやおうなしに丸っ刃になってしまうのとは違います。刃をまっすぐに研ぐ。その上で意識的に必要なだけの丸みをつけるということです。

 

床のオイル塗装

年内の引っ越しをめざして工事中の自宅ですが、10日から内部の床の塗装を始めています。先日の幅木や窓枠戸枠と同じく、私自身の手でキャピタルペイントの「オリオ2」という含浸タイプのオイル塗料を塗ります。

植物油ベースの主剤のオイルにウレタン系硬化剤と専用希釈剤を調合して、刷毛で塗って余分を ウェスで拭き取るのを2回(2日)繰り返します。写真は1回目が終了した個室の部屋です(私と妻と子どもに、まったく同一の作りの部屋が3室)。天井はクロスが張られていますが、壁はグラステープとパテの下地処理が済んだだけ。壁の左官材料のコテ塗りはこれも私自身で行うのですが、道具等の関係ですぐには取りかかれないため、先に床の塗装をやってしまおうということになりました。妻と子どもにもすこし手伝ってはもらっていますが、たぶん全部やり終えるのに1週間以上かかると思います。

床材は無垢のカラマツのフローリングですが、たまたま建材屋さんが在庫でかかえていたもので、サイズは幅75mm長さ910mmと狭くて短かい定尺というあまり見かけないタイプ。値段は安かったのですが加工精度はあまりよくありません。そのためオイルを塗布する前の木地調整にだいぶ手間がかかってしまいました。写真だと木目がややうるさい感じがしますが、実際にはもっとおだやかな雰囲気です。