先週から行っている酒田市内某宅のトイレ改装工事ですが、これまでは塩ビ素材のクッションフロアの床だったものを、お客様の強いご希望もあり無垢材のフローリングにします。厚み15mm幅90mm長さ1820mmのメープル(カエデ)のフローリングですが、節や入り皮や暗色の偽芯材部分がないAAグレードのもの。合板の裏打ちのない100%無垢材ですが、ユニタイプといって長さ方向には4枚程度フィンガージョイントで継いであります。一枚もののフローリングであればなおいいのですが、とくに広葉樹の場合はユニタイプと比べてずっと値段が高く、予算内に納まりませんでした。
また塗装済みの製品では艶々のアクリル塗装のものか、ナチュラルオイル仕上のものしか見当たりません。しかしトイレ全体のデザイン的なバランスや拭き掃除等に対する長期の耐久性などを考慮して、無塗装の製品を購入し、塗装はセラミックパウダーが入った艶無の二液型ポリウレタン塗料を自分で施すことにしました。下塗を2回、上塗を2回、刷毛で塗ります。現場ではこうした作業はできませんので、写真は当工房に並べて作業しているところです。