日別アーカイブ: 2013年5月3日

踏み台

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自宅のトイレですが、便器の高さが子どもにはすこし高すぎるので、専用の踏み台をこしらえました。引っ越して間もない2月頃にオイルフィニッシュ仕上げで一度作ったのですが、汚れが目立ってきたので再度サンディングしてから二液型ポリウレタン樹脂塗料で艶消塗装しました。オイルフィニッシュは植物油にウレタン系硬化剤を調合して使うタイプのものですが(オリオ2)、やはり塗膜を形成する樹脂塗料ほどの防汚性・耐久性はないように思います。

強度と使い勝手がゆるす範囲内でできるだけ軽く小さくしたかったので、材料はスギの乾燥材で、大きさは幅320mm奥行195mm高さ170mmです。厚さは22mm。子どもの身長がのびるに連れて高さを切り詰めることができるような構造と片手で持てる形状にしてあります。

自家用でトイレで使用する踏み台ですから、間に合わせの適当なものでもいいかもしれませんが、木工業を生業とする身としては人から見られて恥ずかしくない程度の最低限のレベルというのはあります。板は一枚の板で、左側板・天板・右側板は木目が連続しています。この程度の品物でも木取〜加工〜組立〜塗装までで正味1日近くかかるので、トイレの踏み台としてはまあ「高級品」ですね。