最近、鳥海山麓の遊佐町で写真のような重車両をよく見かけます。平地だけでなく、山間の林道のようなところでも先日出会ったので、気になって調べてみると、この車は起振車=バイブロサス車といって、人工的に地面に振動を与えて(人工地震)その反響をコンピューターで分析することで地下の構造を調べるのだそうです。
車長は8mくらい、タイヤの直径も1m以上あって、全体にかなりハードな感じです。なにしろ人工的な地震を起こすくらいの車両なので、やわな作りでは話になりませんよね。製造メーカーや詳しいスペックなどは分かりませんが、左ハンドルだし、おそらくアメリカとかドイツあたりからの輸入車ではないでしょうか。
この車・機械には用に徹した美しさがあると私は思います。ふつうの自動車も、トラックとかバンといった仕事用の車なら、この起振車くらいにいさぎよいシンプルなデザインにしてくれればすごくカッコイイのにな〜、人気が沸騰するんだけどな〜とあらためて思ったことです。はっきり言って「仕事車」には乗用車みたいなよけいな曲線や飾りはいりません。