日別アーカイブ: 2012年10月19日

床用構造用合板

昨日の朝の写真ですが、窓まわりのアルミサッシとガラスが入りました。これで雨風の建物内への吹き込みを心配しなくともよくなりました。また、内部の床には24mm厚さの構造用合板を全面張りつめる工事をしています。

 

 

防水透湿シートのタイベックを外壁全体に張り、サッシの枠を取り付け、その枠の回りをゴムの防水テープで押さえています。写真は道路に面した西側の窓ですが、リビングと個室(寝室)なので、ガラスは透明のペアガラスです。あとでカーテンを取り付けます。北側のはめ殺し(FIX)窓や、東側の洗面脱衣室・お風呂・トイレは外側のガラスが磨りガラスになっているペアガラスです。枠はあえてアルミ製にこだわりました。今は樹脂サッシが主流のようで、新築の住宅でアルミサッシというのはむしろ珍しいかもしれません。

断熱性からいえば樹脂サッシのほうがいいのでしょうが、あのぼってりとしたやけに太い枠と、昔より性能はよくなったとはいえ長期間の耐候性・耐久性にはやはりいまひとつ不安があります。いえ、そうした客観的性能といったこと以上に、表面のいつもずっと見えるところの仕上材がプラスチックというのは、私は感覚的にとてもいやなのです。それしかないのなら仕方がありませんが、若干の性能差や扱いにくさはあっても「本物の」木や金属や石やガラスのほうがいいです。木目調のアルミサッシ、石やタイルや煉瓦に見せかけたサイディングなどというのはトンデモナイです(まあ好きずきなので他の人が使われているのを批判する気はありませんが)。

内部床の構造用合板は側面に凹凸の溝が切ってあり、それを互いにはめ込みつつ張っていくことによって部屋の床全体が一体化するようになっています。横からの力に対してほとんど歪むことがなく、非常に頑丈な床になります。そのため根太なしで土台と大引の105mm角の太い木材に直にこの合板を止めます。いわゆる「根太レス工法」です。

ただこの合板はあくまで下地であって、上に床暖房用のパネルを敷設し、さらに仕上げの無垢のフローリングを張る予定です。床下の断熱材(スタイロフォーム)をのぞいても、床の厚さは合わせて54mmにもなります。