週明けくらいから床暖房の工事に入るので、できるだけその前にということで、各部屋の天井を張り始めています。まず角材を格子状に組んで、それに9.5mmの石膏ボード(プラスターボード)を打ち付けます。電気配線も合わせて施工しています(壁には12.5mm厚の石膏ボードを用います)。
壁・天井に下地材として石膏ボードを張るのは、今では定番中の定番。断熱性や遮音性もまずまずありますが、なによりも施工性に優れた不燃材としてはいちばんコストパフォーマンスがいいからです。が、欠点としてはしょせんは石膏主体の建材なので、衝撃には強いとはお世辞にも言えず、硬く尖ったものを当てたり、思い切り蹴飛ばしたり殴りつけたりするとわりあい簡単に穴が開いてしまいます。また水を吸うとふにゃふにゃになるので、湿気の多いところや水がかかるようなところには使えません。耐水処理を施した石膏ボードなどの特殊なものもありますが、当然かなり割高になります。
仕上げはたいていこの上に壁紙(ビニールクロス等)を貼ったり、ペイントしたりしますが、場合によっては釘やネジを色つきのものやステンレス製のものを使ってていねいに止めることで、そのまま仕上材とすることがあります。今回のわが家も納戸と物置の天井と壁はその予定です。
写真は3部屋ある個室(私・妻・子)の天井部分ですが、中央の開いているところは他の天井よりさらに800mmほど上げて天井を張って、開口部の右側が畳2枚分ほどのロフト状の物置になります。全体に押入等の収納部分が少ないので、ここに季節品やふだんあまり使わないようなものを上げておきます。階段を付ける空間的余裕はないので、上り下りは梯子でおこないます。