月別アーカイブ: 10月 2016

個展の搬入準備中

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11月2〜8日の木工作品の個展『箱の宇宙』の搬入の用意をしています。会場は酒田市の清水屋の4階画廊「ミュージアム5」です。

写真は今回のメインの展示品である刳物約40点です。保管用の箱の材料としてよく使われる桐は当工房では最近使わないので、スプルスという北米産の針葉樹でこしらえた箱に、綿ブロードの専用の布で刳物を包んで入れます。その箱の蓋に電熱ペンで品書きをし、オレンジ色の平紐で結んでいます。色がオレンジなのは、黒柿の刳物が全体の3割くらいあるので柿の実をイメージしました。伝統的な焦茶や古紫などの紐よりモダンな雰囲気も出ます。

 

黒柿、黄檗、欅の刳物5点完成

 

11月2日(水)〜8日(火)に酒田市のデパート「清水屋」の4階画廊「ミュージアム5」で私の木工作品の個展を開催します。今回はあえて家具は含めず、厚板を掘り込んで蓋付きの箱にした刳物約40点をメインとする展示です。それでタイトルを『箱の宇宙』としました。

箱はたとえ釘打ちの簡単なものであってもなぜか惹かれるものがあります。ましてていねいに作られた指物や曲げ物や刳物の箱であればなおさらです。さらに蓋がしてあればもう言うことがありません。ごく小さな空間といえど閉じられた、他とは隔絶された独立した空間ということで、すなわちそれは宇宙です。

さてその個展に出す刳物の最後の品5点が完成しました。材種は3種類ですが、黒柿はともかくあとのふたつの樹種を漢字で書くとちょっと難しいですね。私は書けませんでした。欅(けやき)はいまは略字体で記すのがふつうになっていますし、黄檗(きはだ)の檗は旧字ではさらに上に草かんむりが付くようです。

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No.539 黒柿角形合蓋刳物 サイズは幅210mm、奥行72mm、高さ39mm、実の深さ16mm、蓋の深さ10mm。実と蓋は一木からの上下切り離しではないので、厳密には合蓋ではないという見方もあるだろう。蓋には孔雀杢が明瞭に表れている。 売切れ

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No.540 黒柿動物紋角形合蓋刳物 サイズは幅383mm、奥行88mm、高さ40mm、実の深さ16mm、蓋の深さ10mm。蓋の模様がイタチかなにかの動物を思わせるようなかわったかたちで、ちょうど眼のところには節の跡があるというのもできすぎだが、もちろんまったく偶然に出現したもの。黒柿で黒い模様はまだわかるが、この生き物の胴体の部分の白い模様はいったいどうしてできるのか? 全体にうっすらと縮みも入っている。

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No.541 黄檗変杢角型合蓋刳物 サイズは幅197mm、奥行120mm、高さ40mm、実の深さ20mm、蓋の深さ8mm。一見したところ黒柿のようだが、黒みはすべて年輪に沿って出ているので、年輪とは無関係に黒が生ずる黒柿とは様相が異なる。キハダの老体木にしわ状の杢+黒い変色(スポルト)という、きわめて稀な材料。渋くもあり、モダンでもある不思議な味わい。

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No.542 黄檗変杢方形被蓋刳物 サイズは幅195mm、奥行195mm、高さ48mm、実の深さ32mm。年輪に沿った黒い縞は非常に明瞭で、他と比べようもないほど独特のものである。実のほうはごくノーマルな柾目のキハダで、同じ樹種ながらこんなにも表情がちがうのは驚き。

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No.543 欅如鱗杢角形被蓋刳物 サイズは幅350mm、奥行252mm、高さ50mm、実の深さ32mmで、今回展示する刳物では最大寸法。A4サイズ(210×297mm)の書類が余裕で収まる。材料はケヤキの杢のなかでも最高級のもののひとつといわれる如鱗杢で、文字どおり魚の鱗を連想させるような細かい肌合い。皮革のようでもある。また木取は通常の場合と90度向きを変えて行っている(長手のほうが木口)のも珍しいと思う。

 

A3のラミネーター

 

ジオパークのサイトで、お客さんに地形や地質や動植物などを説明する際の補助としてフリップ(絵や写真・グラフなどを入れた掲示板)が有効です。口頭だけではわかりにくい内容もフリップがあると理解しやすく印象に残ります。これまではA4サイズのフリップを使っていたのですが、クリアホルダーにはさんでも雨天の場合は紙などがどうしてもしみになってしまうし、人数が30人以上になって大型バスでサイト間を移動するようになると、A4サイズでは後ろの席からは見えづらくなります。

そこで絵や写真などを雨滴などから保護し、かつ参加者の全員に見えるようにするため、A3サイズまでラミネートできるラミネーターを新調しました。じつはラミネーター自体は前から持っていたのですが、しばらく使わないで物置に押し込めていました。A3サイズまで可能だと思っていたのですが、久しぶりに引っ張り出してみたらそれは勘違いで、A4までの小型の機種でした。11月2〜8日の私の木工作品の個展『箱の宇宙』での掲示物にも使うということで、ややグレードの高い機種を選びました。で、通販で先日届いたのがこれです。

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アイリスオーヤマのLTA32Wという機種。写真では妙に黄ばんだ感じに写っていますが、実物はニュートラルなライトグレーです。「省スペースラミネーター」とうたっているように縦入れ用のトレーがついています。A3サイズのラミネーターだと普通であれば前後合わせて90cmくらいのスペースがないといけませんが、この機種だと差し込み口を向こうに回して原稿+フィルムを縦向きに入れ、手前にラミネートが終わったものが出てくるようにすることで、壁ぎわなどの奥行きが狭いところでも使うことができます。と書いても想像が難しいでしょうから、製品パッケージに印刷されたものを転載します。

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なるほど、という感じですね。

他に特徴(スペック)としては、
1)電源を入れてから60分後に自動的に電源が切れる安全装置付き。
2)150ミクロン(0.15mm)のフィルムまでオーケー。
3)3段階温度コントロール。
4)ウォームアップ完了をブザーでもお知らせ。
5)フィルム詰まりなどを解消しやすいワンタッチのフリーレバー。
6)ローラーは2本。

この中でローラーが2本というのは、一般的に上位機種は4本ローラーであることが多いのでそれとの比較のようですが、実際使っていては不都合はありません。全体にコンパクトで、使い勝手もよく工夫されており、そのわりに値段も良心的ということでたいへん気に入りました。なおフリップのラミネート用の フィルムは、片面が艶消し(マット)のものが断然いいです。光が反射しないのでお客さんからも画面がとても見やすいですから。

コーヒーブレーク 91 「しずしずと」

 

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しずしずとそそくさと蛇穴に入る

[しずしずと そそくさと へびあなにいる] 一昨年だったか動物園で飼っているアオダイショウを手に持ったり首に巻いてもらったりしたせいか(動物ふれあい特別イベント)、以前ほどは蛇に抵抗感がなくなった。マムシだけは数メートル以上の距離をおかないと向こうからとびかかってくることがあるので厳重注意だが、ほかの蛇であればこちらが友好的な態度でいるかぎりだいじょうぶである。落ち着いてゆっくりと、かなり近いところから観察することができる。もちろん動物園の人慣れしたアオダイショウなどとちがって野生の蛇にうかつに手を出すとかまれることがあるのでやめるべしというのは件の動物園の飼育係の言である。

願いごとはなし月面に流れ星

[ねがいごとはなし げつめんに ながれぼし] 流れ星は尾を引くからこその流れ星である。宇宙をただよう数ミリから数センチ程度の小さな塵が大気に飛び込んで摩擦で高温になり気化。そのさいに大気の成分や気化した塵の成分が発光する。したがって空気がないところでは流れ星が流れ星になることもなく、いきなりずどんと他の天体に衝突するわけである。/月にも大気がないわけではないが、あまりにも薄いので実際上真空とみなしてもいいほどだという。なにしろ人間が作り出しうる真空度よりもっと高い真空、つまり物がほとんど存在しない空間である。

石なべて正座するなり秋の水

[いしなべて せいざするなり あきのみず] 秋になると河川や湖沼の水が澄んできれいになる、というのはたぶん思い込みにすぎないだろう。秋といえば台風のシーズンでもあり、梅雨の再来かと思うような秋の長雨もある。すこし強い雨が降ればとうぜん水はすぐに濁ってしまう。しかし10月にもなれば気温はずいぶん下がってくるので、水中の有機物のバクテリア等による分解も少なくなり、草木ももう枯れてくるので、晴天の日であれば流水はたしかに明るくきれいに澄み切っているように見えなくもない。/澄んだ水といえば、やはりどうしても脳裡に浮かんでくるのは数十年前の牛渡川である。鳥海山からの湧水が大量にわいて流れている遊佐町の小さな河川だが、30年ほど前は光線のかげんによっては水面がどこだかわからないくらいに澄んでいた。現在でも他の河川にくらべれば水はきれいなのだが、昔はその比ではなかったのである。夜は魚も岩陰から開けたところに出ていることが多いので、その観察のために明るいライトを持って仲間としばしば出かけたのだが、水面の位置がよくわからないので、ついライトの先を水に突っ込んでしまうことがあった。

 

※ 写真はたぶんトラマルハナバチと、クマツヅラ科の典型的な海浜植物であるハマゴウの花。釜磯にて。2016.10.3)

 

黒柿、黄檗、欅の刳物製作中

黒柿、黄檗、欅の刳物製作中

11月2〜8日の個展まであと10日余り。今回は刳物の蓋付き箱を約40点メインで展示販売しますが、最後の製作を行っているところです。材料はキハダ(黄檗)の縮杢+スポルト、ケヤキの如鱗杢、黒柿ですが、いずれも角形です。蓋は合わせ蓋3点と被せ蓋が2点。大きさは左上のケヤキのがA4サイズの書類などが入る大きさになります。

写真は基本加工となる蓋と実の掘り込みと外形カットを行った状態で、このあと仕上げ削りや丸み付け、面取り、サンディングなどを行い、最後に4回程度の塗装を施します。専用の保管用木箱や包む布(綿ブロード)や結ぶ紐を用意し、プライスカードやプロフィールなどの掲示物も作らないといけません。100%これに集中できればいいのですが、法事やらPTAの用事やら建築関係の一部手伝いもあるので、ちょっと焦っています。

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鳥海山紅葉

 

11月の個展を前に大忙しなのですが、先の日曜日16日はたいへんいい天気だったこともあり気分転換で妻といっしょに鳥海山のブルーラインにドライブに出かけました。頂上は雪をすこしかぶっていますが、中腹はいま紅葉の真っ盛りです。

標高1000mの大平の駐車場からは、上方の伝石坂・見晴台方面の全山紅葉の景に圧倒されます(1枚目)。また標高約1100m余の鉾立の展望台からは、深い奈曽渓谷をはさんで稲倉岳や新山・七高山の険しくも美しい姿にいつもながら見とれてしまいました(2〜4枚目)。

おもしろかったのは、すこし上の展望台まで15分ほどのぼったのですが、妻に地形地質などを説明しながら景色を楽しんでいると、たまたますぐ隣に居合わせた女性二人からもっと詳しい説明を求められたことです。そこで私が鳥海山・飛島ジオパークのガイド研修生であることを断った上で、30分くらいいろいろとお話をさせていただきました。登山はときどきされているそうですが、これまで知らなかったことをたくさん知ることができ、今まで以上に鳥海山がすばらしいことがわかってうれしいと言われました。

山に来る人が全員ではもちろんないと思いますが、地形地質や植生、生態系、山をめぐる地元の人の文化や歴史といったことに強い興味関心を持っていることを実感しました。科学的事実と歴史的事実にもとづいたきちんとした説明、しかもそれほど予備知識のない人にもわかるようにかみくだいた丁寧な説明がだいじですね。

お礼ということで持ち合わせておられたチョコレートを2パックいただきましたが、こちらこそありがとうございました(いいガイドをするにはなんといっても場数を踏むことが必須です)。

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月光川本流のサケ

 

鳥海山に源を発する月光川(がっこうがわ)ですが、その本流にサケが毎年のぼってきます。オホーツク海やベーリング海を4年前後回遊して大きくなり、生まれた川にまたもどってきます。

月光川水系には主な支流が10本余りあるのですが、北よりの牛渡川・滝淵川・洗沢川では古くから人工孵化事業が行われています。ところが本流のほうはだいぶ前にその事業をやめているので、いま本流に遡上してきているサケはすべて自然に繁殖しているものです。自力で産卵と放精をし、卵からかえり稚魚となって春先に海にくだります。人工孵化の場合でおおよそ0.5%程度の回帰率(200匹に1匹)といわれていますが、自然産卵の場合は回帰率はさらに一桁くらい下がるかもしれません。しかしそれでも例えば昨年の例では千匹くらいのサケが月光川本流にもどってきました。

サケが遡上する川は全国的にはたくさんありますが、数メートルの至近距離からかつ安全に自然産卵のようすを観察することができる河川はきわめて稀です。箕輪集落などの人工孵化のサケばかりが注目されがちですが、自然産卵のサケはそれとはまた違った魅力がたくさんあり、ぜひ広く皆さんに知ってもらいたいと思います。ただしサケは国が管理する水産資源として重要であり、一般の人は捕獲はいっさい禁止されています。どうせ勝手にのぼってきたサケなんだから1匹くらいいいだろうと捕まえてしまうと密漁ということで今度は自分が捕まりますのでご注意を(昨年も洗沢川でサケ2匹の密漁で誰かさんが警察にお縄になっています)。

月光川本流のサケの遡上は11月〜12月中旬くらいまでが見頃です。下の写真は河川の中流域と上流域の境界にあたる旧朝日橋のすこし上部のもの。体の一部が白くなっている1匹のサケと、すでに種の維持という役目を終えてホッチャレになってしまったサケです。遺骸は見た目はよくないかもしれませんが、鳥や獣が食み虫やバクテリアが分解し、生き物のサイクルに組み込まれるのであって、けっして無駄になったり環境の悪化をまねくわけではありません。そうした面も含めてリアルに体感できるすばらしい河川といえます。

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庭の花 6

 

急に寒くなってきて、昨晩から床暖房を最低レベルながら稼働させました。鳥海山の初冠雪も公式には9日にありました(たぶん実際は7日ですが)。庭の花、または戸外に置いている鉢植えの花もだいぶ少なくなってきましたが、それでも10種類くらい咲いています。

花期がとても長いもの、一度花が咲き終わったのに二度三度と断続的にまた咲き始めているものもあるので、以前の「庭の花」とだぶるものが多いのですが、そこは私的な備忘録も兼ねているのでご容赦ください。

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ミセバヤ(ベンケイソウ科) 6寸鉢いっぱいに何株も植わっているせいか丈が低くこみあっている。花も葉も赤く色づいて美しい。

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黄刺大鳳玉(サボテン科アストロフィツム属) 大鳳玉の黄刺の変種で、もう20年くらいになり、一時は枯れそうになったが一昨年くらいから持ち直している。花も断続的に咲き、これが今年3回目。

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シクラメン(サクラソウ科) 鉢植えで買って2〜3年目のシクラメンの鉢が4つあるが、そのうちのひとつ。ミニシクラメンというタイプ。春先に一度花が終わり、葉も大部分しおれてしまったが、夏からまた復活。

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  依然として名前も科もわからずだが、丈は大きくなりつつあり、花も今回はたくさん咲き始めた。名前をご存知の方は教えてください。

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ハキダメギク(キク科) 気の毒な名前の筆頭。でもわが庭では自然に増えておりうれしい。

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スペアミント(シソ科) これは困るくらいに繁殖力が旺盛で、庭の一画を完全に占領している。花はそろそろ終わり。

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ハッカ(シソ科) ハッカの仲間は世界中にたくさんあるが、これは香料のハッカを採るため以前は大量に栽培されていたらしい。在来種。ふつうは淡いピンクの花だがこれは白花。

 

個展のDMできました

 

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本日、11月2日〜8日に酒田市の清水屋デパートの4階画廊「ミュージアム5」で行う個展のDMができました。さっそく配布を開始しています。これまでの個展またはグループ展では、出品者名をずっと工房の名前=木工房オーツーとしてきましたが、一人で仕事をするようになってからすでに10年余り経過していますし、今後も弟子とか従業員を雇う予定もないので、実態にあった私=大江進の個人名で展示会を行います。

今回はDMの表にも記したように、いろいろな木の厚板を掘り込んで作った刳物の一点もの約40点を中心とする展示で、家具類はありません。それでタイトルも「箱の宇宙」としました。すべて蓋つきの箱であり、そこはいわば閉じられた小宇宙ということになります。

まだ作りかけの刳物も数点あり、会期まであと20日もないので、これからかなりがんばらないといけません。会期が近づいたらまたあらためて告知しますが、みなさまなにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

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胴腹ノ滝の裸地化の対策

 

鳥海山の南西面標高240mのところにある胴腹ノ滝ですが、渓畔の裸地化が急速にすすんでいることを9月15日の記事でお伝えしましたが、その対策のひとつとしてつい先日(6・7日)注意をうながす立て札・看板を設置しました。もちろん所有&管理者である宮司さんとの協議と了解を得てのことです。

「自然をだいじにしましょう」といった一般的で抽象的な看板を大きくかかげても、みながそれを見るとはかぎりませんし、だいじにするといってもいったい何が問題でそれに対してどうすればいいのかよくわかりません。また「立ち入り禁止」といった文言の看板では雰囲気が損なわれますし、やはり何が問題なのかがいまひとつ分かりません。もっと具体的で実効性がある看板が必要でしょう。

本来の歩道から外れた踏み跡が、はっきりしているものだけで3カ所はあるので、その踏み跡の”入口”のところに「苔むした渓流の景観を保護するため、これより先に入らないようお願いします」という文言の立て札および標識を計3箇所設置しました。ベイヒバでこしらえた板は大きさ13×32cmの大きさで、文字は油性マーカーで2回なぞっただけのものですが、踏み跡の真ん前に設けたので何が問題でどうしてほしいのかということを即座に理解していただけると思います。ただし撮影や見物の邪魔にならないように高さは地面から50cmほどの高さに抑えてあります。杭もやはりベイヒバで、その杭が地面が硬くて打てないところは樹の幹にシュロ縄でくくりつけています(針金や釘は樹を痛めるので厳禁)。同様な素材と作りの道標を他のところに設置したことがありますが、おそらく3〜5年程度は保つと思います。

設置しているときに、ちょうど水汲みに来た人や滝の撮影に来た人がいましたが、何をなんのためにやっているのか説明するとみなさん賛意を示してくれました。吹浦地区の丸池様の場合も同様ですが、きちんとていねいに説明すれば、裸地化対策のための看板やロープ等の設置に反対する人はいません。少なくとも私は現地でそういう人に出会ったことはありません。むろんそういったものがなくても大丈夫ならそれにこしたことはありませんし、景観上もいいのは言うまでもありませんが、残念ながらもはやそういう状況ではありません。胴腹ノ滝も丸池様もきれいだなと思うからこそ撮影等に訪れる人が多いわけですが、なんら対策なしのままでは肝心の被写体が損なわれてしまいます。それでは元も子もありません。

(※ 設置にあたりましてはIさんからも手伝っていただきました。あらためてお礼申し上げます。)

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