日別アーカイブ: 2016年10月28日

A3のラミネーター

 

ジオパークのサイトで、お客さんに地形や地質や動植物などを説明する際の補助としてフリップ(絵や写真・グラフなどを入れた掲示板)が有効です。口頭だけではわかりにくい内容もフリップがあると理解しやすく印象に残ります。これまではA4サイズのフリップを使っていたのですが、クリアホルダーにはさんでも雨天の場合は紙などがどうしてもしみになってしまうし、人数が30人以上になって大型バスでサイト間を移動するようになると、A4サイズでは後ろの席からは見えづらくなります。

そこで絵や写真などを雨滴などから保護し、かつ参加者の全員に見えるようにするため、A3サイズまでラミネートできるラミネーターを新調しました。じつはラミネーター自体は前から持っていたのですが、しばらく使わないで物置に押し込めていました。A3サイズまで可能だと思っていたのですが、久しぶりに引っ張り出してみたらそれは勘違いで、A4までの小型の機種でした。11月2〜8日の私の木工作品の個展『箱の宇宙』での掲示物にも使うということで、ややグレードの高い機種を選びました。で、通販で先日届いたのがこれです。

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アイリスオーヤマのLTA32Wという機種。写真では妙に黄ばんだ感じに写っていますが、実物はニュートラルなライトグレーです。「省スペースラミネーター」とうたっているように縦入れ用のトレーがついています。A3サイズのラミネーターだと普通であれば前後合わせて90cmくらいのスペースがないといけませんが、この機種だと差し込み口を向こうに回して原稿+フィルムを縦向きに入れ、手前にラミネートが終わったものが出てくるようにすることで、壁ぎわなどの奥行きが狭いところでも使うことができます。と書いても想像が難しいでしょうから、製品パッケージに印刷されたものを転載します。

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なるほど、という感じですね。

他に特徴(スペック)としては、
1)電源を入れてから60分後に自動的に電源が切れる安全装置付き。
2)150ミクロン(0.15mm)のフィルムまでオーケー。
3)3段階温度コントロール。
4)ウォームアップ完了をブザーでもお知らせ。
5)フィルム詰まりなどを解消しやすいワンタッチのフリーレバー。
6)ローラーは2本。

この中でローラーが2本というのは、一般的に上位機種は4本ローラーであることが多いのでそれとの比較のようですが、実際使っていては不都合はありません。全体にコンパクトで、使い勝手もよく工夫されており、そのわりに値段も良心的ということでたいへん気に入りました。なおフリップのラミネート用の フィルムは、片面が艶消し(マット)のものが断然いいです。光が反射しないのでお客さんからも画面がとても見やすいですから。