動物のような
ついこの間のことですが暑い日の夕刻、樹木の頭ごしに雲がむくむくと頭をもたげてきました。目をこらさなくてもすぐにわかるくらいの速さで形を変えていますが、ほんの一瞬動物が立ち膝姿で上を向き腕をひろげて何かを訴えているようなかっこうになりました。なんだか耳目鼻口とか大きな尻尾もあるような。
ついこの間のことですが暑い日の夕刻、樹木の頭ごしに雲がむくむくと頭をもたげてきました。目をこらさなくてもすぐにわかるくらいの速さで形を変えていますが、ほんの一瞬動物が立ち膝姿で上を向き腕をひろげて何かを訴えているようなかっこうになりました。なんだか耳目鼻口とか大きな尻尾もあるような。
花卉園芸などを播種から行っている方はよくご存知だろうが、一本の草花から取れる種子の数は膨大で、それをみな撒いたとすると発芽率がそれほどよくない場合ですらたくさんの苗が生ずる。自然界では他の動物などから食われたり菌におかされたりして発芽以前の段階からすでに自ずと数が減っていくのだが、それは種子相互の優劣の差といった理由よりはほとんどが運・不運の差である。運がよければ生きのび、運がわるければ死滅する。/しかし人工的に保護された環境では、自然的な淘汰圧はあまり働かないので、そのままでは過密でもやし状態になるか病気で一気に全滅する危険がある。また、もし全部の苗がすくすくと順調に成長したとしてもそれをみな本植えして育てるだけの空間も手間もお金もない。/それで必然的に間引いて育てる数を順次減らしていくのだが、その際の選別するポイントはそれほど明瞭単純ではない。より大きく元気に育っているものを優先的に残すならまだ簡単だが、あえてすこし毛色の変わったものを残すことも少なくない。斑が入っている、葉が異様に小さく密生している、花の色がふつうと異なる、直立すべき茎が湾曲している、などである。/園芸家のきわめて主観的で偏向したその選択眼にかなったものは残され、そうでないものは容赦なく抜き捨てられる。せっかくここまで育ったのにもったいないとかかわいそうなどと躊躇していたのではけっして一流の園芸家にはなれないだろう。
私自身が実際に経験したことのある地震の震度は5弱が最大である。小学校5年のときだったかの新潟地震(1964年)だ。地面が大きく左右に揺れてまともに歩くことができなかった。さいわい近隣では死者はほとんどなかったが、建物などはだいぶ損害を受けたと記憶する。それから数十年後のあの「3.11」(2011年の3月11日)の東北大震災のときは震度4強だったろうか。/防災センターの「地震体験コーナー」で子どもたちと震度7の揺れを30秒ほど味わったことはあるが、家具に見立てた発泡スチロールの食器戸棚などはほとんど瞬時にくずおれてきた。もしそれが本当の地震で震度7だったらまさに阿鼻叫喚だろうと思った。/一般に広く用いられている気象庁震度階級では、地震の震度は0から7までで、震度5と6にはそれぞれ強・弱の別があるので、全部で10段階。したがってほんとうには震度8の地震というものは存在しない。/箱庭は一人で抱え持てる程度の大きさの箱様の容器に、植栽があり築山があり水流があるような庭園を模したもので、夏の季語とされる。また地震と書いて俳句では「ない」と読ませることがある。
地球の表面をおおう地殻=プレートがゆっくりと動いて循環しているという「プレートテクトニクス」論を初めて耳にしたのは40年以上前の高校の地学の授業だった。地学の先生が「まだ教科書には載ってないけどこういう面白い理論があるんだ」と口頭で紹介してくれたのである。さすがにそれを荒唐無稽のトンデモ論だと思った生徒はあまりいなかったようだし、私自身はさもありなんと受け止めたが、もしそれがさらに数十年も前であったなら当然聴衆の反応は違っていただろう。/プレートテクトニクスは1912年にアルフレート-ヴェーゲナーによって初めて提唱され、その原動力として1928年にアーサー-ホームズによってマントル対流説が主張され、1968年にツゾー-ウィルソンにより諸説がまとめられることでようやく学会の定説となったという。きちがい扱いされたヴェーゲナーから半世紀以上たってようやく広く認められるようになったわけである。人間の人間自身および環境に対する認識はいまも揺れ動いている。
新入りのバンドソー(帯鋸)です。上が表側で、下が裏側からみたところ。これまで使用していた中古のバンドソーがあまり調子がよくないことと、お客様からの注文の仕事で背が300mmくらいある木材をそれで板や角材に製材するには無理があるため、やむなく新調しました。お客様にもそのような事情もあって新しくするということで、導入費用の一部を負担していただくことで合意いただきました。まことにありがたいことです。非可搬型の大型木工機械の導入は10年ぶりくらいですが、上記のような理由なり経緯がないと不可能なことです。
新しいバンドソーは米国製のスポークシェイブ(Spoke Shave)というブランドのものでホイール径15インチ(約380mm)、最大挽割高さは330mm、装着鋸刃幅6〜25×長さ3340mm、モーターは単相200Vで3馬力あります。モーターに余裕があるので運転音も静かですね。
下の写真は操作部分のアップですが、しっかりした使いやすい定規、刃を上下ともに各3個のベアリングでぶれを押さえる仕組み、ONスイッチを押しただけではモーターが動かないようになっていること、定盤の急な動きをエアスプリングで抑制する構造など、必ずしもこの種の機械に手慣れたプロでなくとも大丈夫なように使い勝手や安全性にかなり配慮されていることがわかります。製造は中国のようですが、国産のバンドソーにくらべればものの割にはずいぶんお買い得と思います。
ただ主に欧米人をユーザーに想定しているせいでしょうか、定盤がかなり高い位置にあります。機械を床に固定するならそれでもまあいいと思いますが、長尺材を挽き割るなどする場合は機械本体を移動する必要があります。そのためにキャスター付きで懸架式の頑丈な架台を鉄工所で作ってもらいました。これで床面から3cmほどの高さに機械の下端を押さえることができました。やや大きめにしたので地震で倒れる心配も少ないと思います。
鳥海山の麓の水田に中型の白い鳥がたくさん群れています。ウミネコです。田んぼに「湧いた」虫等をついばんでいるようです。
思わず車を止めて撮影してしまいましたが、30mくらいの距離まではそっと近づくと大丈夫のよう。まだ背丈の低いイネの間に白い鳥が多数散らばってひょこひょこ歩いている光景は、なにか超現実的な感じさえします。ただ、大型の車が通過したりすると数十羽がいっせいに飛び立ち隣の田んぼに移動したりします。
ウミネコはカモメの仲間で、体長45cm、翼開張125cm、体重は0.5〜0.6kgくらい。身体の大きさのわりには体重はやはり軽いですね。本来は海の沿岸や河口・干潟などに棲息する鳥ですが、内陸部でも見かけることが多くなってきたのは、水田の農薬の使用が減って昆虫などの小動物が増えているためとみられます。写真は日本海から直線距離で6kmほどのところですが、付近をねぐらにしているようすはないので、餌をもとめて毎日海岸から飛来してくるのでしょう。
お風呂のシステムバス(ユニットバス)が入りました。タカラの「ぴったりサイズ レラージュ」という製品です。もともとの間取りが柱真間6尺×6尺の一坪ではなく、5尺×5尺という変則的な空間だったので、基本的にそれに合わせてのリフォーム工事のため色々とたいへんでしたが、無事に収まって一安心です。間口1564mm奥行1314mmの特注サイズながら、間口方向はどうしても既存の空間のままでは設置不可能。それで、隣室側に20cm柱を移動したのですが、それにともなって基礎の増設や土台&柱の立て替え、梁の補強など を行いました。
1枚目の写真はお風呂の室内空間に収まったシステムバスを外側から見たところです。もちろんこのあと壁を作りますので、システムバスの外側を目にすることができるのは今だけです。
2枚目の写真はシステムの屋根部分を外からのぞいたところですが、屋根から突き出ているのは浴室用のエアコンで、乾燥機能も付いているので浴室内で洗濯物を乾燥させることもできます。ただこれの寸法が通常の換気扇より大きいこともあって、2階の荷重を背負っている梁の一部を欠き取らなければなりませんでした。しかも図面だけでは正確な寸法が分からず、結局システムを組み立てるのと同時並行で、大工さんが梁を欠き補強の梁をダブルで入れる作業をしました。梁の位置や大きさなどは内装を解体してみないと分からないので、今回も浴室の天井高を2.2mに低くする他に上記のあれこれの追加工事を余儀なくされました。
3枚目は浴室の内部です。窓はシステムバス用の標準品ではなく、他の窓と同仕様のペアガラスのアルミサッシです。浴室の壁パネルのほうをその窓に合わせてカットし、そのあとにフリーサイズの浴室用化粧窓枠を回します。2枚のガラスのうちの外側のガラスの内側がスリガラスになっているので、目隠しにもなり光が柔らかく拡散します。
最大の難関だったシステムバスがうまく収まったので、あとは他の部屋の間柱や仕切用柱を立て、天井組みを行います。まだいくつか通常の仕様と異なる部分があるのですが、まあ特別難しいことはないでしょう。ただ工期は予定外の追加工事のために1週間以上遅れています。
わが家にはトントという11歳になる猫がいますが、最近もう1匹増えることになりました。動物病院の前に捨てられていた仔猫3匹のうちの1匹で、生後一ヶ月くらいのほぼ真っ白の雌猫です。名前はラテン語で「白い花」を意味するアルビフロラ(albiflora)で、通称アルということに。
おしっこやうんち、爪研ぎ、餌や水やり等の世話が欠かせず、ときに病気や怪我などで獣医のお世話になることもあります。手間もお金もかかりますが、それ以上に人間に恩恵と安寧を与えてくれます。
写真は私の部屋で遊んでいるアルですが、まだ足元がややおぼつかないようす。体長16cm、体重200gほどの小さな身体。生まれてからしばらくは親猫がいてふつうに飼われていたらしく、人には慣れていて私たちにも警戒したり怖がったりすることはありません。初日からよくじゃれてきました。一方、トントのほうは警戒心が非常に強い猫なので、アルとうまく折り合っていくまでにはすこし時間がかかりそうです。
「亀鳴く」は俳句では伝統的に春の季語とされている。科学的事実としては、発声器官となる声帯などはないので亀が鳴くことはないのだが、「鳴く」ということをどのような意味合いで捉えるかによっては「亀鳴く」は事実とも虚構ともいえるだろう。文学的にはむろん亀が鳴いたり啼いたり泣いたり哭いたりしてもらったほうがおもしろい。いや実際には亀はちゃんと鳴いているのだが、感覚のすっかり鈍くなった人間には聞こえないだけであって、聞こえないことはつまり存在しない(見えないものは存在しない、etc.)と安易に思い込んでしまう人間のほうがあわれなのかもしれないな。
鳥海山には無名滝がある。無名の滝があるという当たり前の話ではなく、無名滝というのがその滝のれっきとした正式な名前である。一部の人が勝手にあるいはひそかにそう呼んでいるというのですらない、登山者には有名な滝だ。場所はいまはほとんど廃道と化した鶴間池から外輪山に至る清吉新道の上部、標高約1400m付近から右手に見える、鹿ノ俣川の支流ビヤソの険谷にかかる落差30mほどの直瀑である。この滝の上流側には鳥海山屈指の万年雪(小氷河とも)があるので、一年中豪快な落水が絶えることはない。/清吉新道はこの滝を真横に眺めてすぐ上で二股に分かれ、直登すれば外輪山、左折すれば山腹を巻いて河原宿のやや上に出る。40年ほど前の当時ですらすでに難路であったから、もう二度と通過することはない(できない)だろう。
宇宙の99.9999……%は真空である。つまりなにもない空間だ。恒星も惑星も衛星も存在しない。あるのは引力と光だけ? ときおりニュートリノは通過するのだろうか。真空であることこそが宇宙の本分で、星たちは塵芥のようなものともいえる。しかしながら星たちは引力という不思議な力によってお互いをひきとめあるいは捕獲しつつ、星雲をなし、恒星ができ、そのまわりを惑星が周回し、さらにその惑星のまわりを衛星が周回する。
庄内町のOさん宅のリフォーム工事です。先週末くらいから床下に硬質の断熱材を入れています。当地の場合は冬期の最低気温がせいぜいマイナス5℃程度、普段は0℃を若干下回るくらいなので床下の断熱材は厚さ30mmが「標準」とされているようですが、今回は50mmの設計です。材料単価はだいたい厚さに比例しますが、この工事の場合はのべ床面積が12坪弱ですし工賃は30mmでも50mmでもほとんど同じなので、断熱効果を高めるためにすこし厚いものにしました。
硬質の断熱材にもいろいろ種類がありますが、写真のものはカネケンテック株式会社の「カネライトフォーム」という断熱材で、「A種押出法ポリスチレンフォーム保温板」という分類に入ります。微細な独立気泡の中に気体を閉じ込めているため対流・輻射・伝導が少なく、また吸水や吸湿性もほとんどありません。
この断熱材を床組の土台や大引・根太の間に入れていくのですが、できるだけ隙間がないように細縁を四方に回しそれで断熱材を四辺で受けるようにしています。一般的な標準的工法ではL形の小さな金具をいくつか打ってそれで断熱材が下に落ちないようにしているだけですが、それでは心もとないですね。冬に窓を1〜2cm開けただけでも冷気がかなり入ってくるのと同じで、断熱材と木部とに隙間があったのでは断熱効果がかなり損なわれます。今回のように四方に桟を回しておけばかなり効果的。理屈ではみなそのことは分かっているのでしょうが、「見えないところにはあまり手をかけたくない(かけられない)」ということなのでしょうね。
断熱材を入れたら、その上に24mm厚の構造用合板を隙間なく張りつめます。合板自体に端に凹凸(サネ)が刻まれていて、それを互いにはめあわせていく仕組みです。従来の床組では床板を直接受ける部材は根太という小さめの角材で、これを300〜360mm程度の間隔で平行に敷き並べていくのですが、根太を何本も正確に取り付けていくのはけっこう手間がかかります。それで手間を省きかつ床全体としてのそれなりの強度を高めるために、根太を原則として用いないという「根太レス工法」が生まれました。土台と大引のみでその上に直に構造用合板を張っていくのですが、やはりそれだけでは簡略工法のそしりはまぬがれません。
しっかりした床を作るには、床板を厚くすることよりも下地を細かく入れることのほうが重要です。逆にいえば大引と根太などの下地が緊密に入っていれば、床板はかなり薄いものでも大丈夫。ただ今回は仕上げの床材は15mm厚の無垢材のフローリングですが、これを24mm厚の構造用合板の上に重ねて張っていきます。計39mmもの厚さになるわけですが、やはり合板の継ぎ手の部分がネックになるので、その箇所と合板の中央とで約90cm間隔で背のあるしっかりした根太も入れています。
刃幅が48mmの小ぶりな鉋(かんな)をひとつ新調したことは、6月13日のブログに載せましたが、すぐに使用できるように他の作業の合間をみて仕立てました。
刃はおおよそまでは研いだ状態となって出荷されているのですが、最後の仕上げはエンドユーザーが自分自身で行わなければなりません。それは刃物メーカーが手を抜いているからではなく、同じ刃物でも使用者によって台への仕込みの硬さや刃の角度、台の凹凸の程度等が微妙に異なるからです。
そこでまず穂(2枚の刃のうちの大きい方の刃)の裏押しをして正確な平面を出します。金盤に金剛砂を少量まいて唾液で湿らせ、刃の裏をたんねんにこすり合わせます。金剛砂がしだいに細かくなり泥状になるにつれ、はじめは曇っていた刃裏が鏡のように滑らかになり光ってきます。片刃の刃物は刃裏が完全な平面であることが必須で、これができていない状態で刃の表をいくらていねいに研いでもよく切れる刃はつきません。
裏押しが終わって次は通常どおりに刃の表を研ぎます。写真は仕上用の天然砥石(紅葉巣板)で刃を研いでいるところですが、ほぼ完全に真っ平らに研ぐことができていれば、刃の切れ刃を砥石にぴったりと吸い付かせて停めることも可能です。30度の角度で鉋の刃が静止しているのは一見不思議な光景ですが、トリックでもなんでもありません。実際にはこうなる直前にスプレーで水をわずかに補給するのですが、あえてちょっと遊んでみました。
ミクロン一桁台の木材の薄削りにしろ、こういう「空中停止」にしろ、木工マニアやセミプロみたいな方が「どうだすごいだろう」と粋がっている光景が、ときおりインターネットに登場します。「ふん、あほくさい」と批判すると、中には「できもしないくせに。くやしかったら自分もやってみせてから言えよ」などとのたまう御仁もいます。が、そういうものはプロならできてあたりまえのことです。仕事とは直接無関係だし実際的ではないのでわざわざ普通はやらないだけ。
裏刃(2枚の刃のうちの小さい方の刃)も同様に研いだら、穂の表で台に接する面全体を柔らかめの鉛筆で塗りつぶし、それを台に軽く叩きこみます。鉛筆の跡が台に部分的に付着すると思いますが、その箇所をノミで軽く殺ぎ落とします。これを数回繰り返して、穂の表全体が台になじみ、ふつうに玄翁で穂の頭を軽くたたいたときに刃先が台面からほんのわずか出るくらいの硬さに調整します。
刃の仕込みができたら、あとは台面の調整ですが、鉋の下面(削る材料に接する面)はじつは真っ平らではありません。その鉋の用途、つまり荒削用なのか中仕上用なのか最終仕上用なのかといった違いによって、0.1〜0.2mm程度ですが任意に凹みを設けます。台が真っ平らだと逆に材料を平らに削ることはできません。凹みを付ける方法と道具にはいろいろありますが、最も一般的なのは台直鉋(だいならしかんな)+それ用の定規=下端定規を用いて、鉋台の下面を横削りする方法です。
今回は刃の研ぎから台の調整まで、しめて2時間弱ほどでした。というわけで、一般の方が「どうせなら」ということで本職用の高価な鉋を購入してもそのまますぐ使えるわけではなく、使えるようにするにはそれ用の道具も知識技術も必要ということです。なかなかめんどうですね。
5月26日から水回りを中心にリフォーム工事をしている、山形県庄内町の建築現場です。私は主に設計と現場監理ですが、昨日は専門業者の方に床下の土壌と土台・大引・根太などの木部のシロアリ防除をしてもらいました。写真で木材が濡れた感じになっているのはそのせいです。
写真の右端の間がボイラー室、真ん中が風呂場、左側の根太を設置しているところが洗面脱衣室になります。風呂場の四周の土台はみな湿気で腐っていたので新しい土台(防腐防虫処理したヒノキ4寸角)に交換しました。柱もまだ全部は終わっていませんがスギのKD材(キルンドライ、人工乾燥材)に交換しました。
風呂場は0.75坪タイプの特注のユニットバスを導入するのですが、特注品でも既存の間取りでは片側が入らないので、隣室側に20cm部屋を拡張します。そのための柱の付け替えも行いました。風呂場の床はFL(床仕上高さ)より350mm下の位置で全面生コン打設です。ボイラー室の土間も前はへんな凹凸があったのですが、これも平らに生コン打ち。
新築であればやらなくともいい工事がいろいろ出てくるのがリフォーム工事で、新築以上に工夫と機転が必要とされます。