O様邸リフォーム工事 6
お風呂のシステムバス(ユニットバス)が入りました。タカラの「ぴったりサイズ レラージュ」という製品です。もともとの間取りが柱真間6尺×6尺の一坪ではなく、5尺×5尺という変則的な空間だったので、基本的にそれに合わせてのリフォーム工事のため色々とたいへんでしたが、無事に収まって一安心です。間口1564mm奥行1314mmの特注サイズながら、間口方向はどうしても既存の空間のままでは設置不可能。それで、隣室側に20cm柱を移動したのですが、それにともなって基礎の増設や土台&柱の立て替え、梁の補強など を行いました。
1枚目の写真はお風呂の室内空間に収まったシステムバスを外側から見たところです。もちろんこのあと壁を作りますので、システムバスの外側を目にすることができるのは今だけです。
2枚目の写真はシステムの屋根部分を外からのぞいたところですが、屋根から突き出ているのは浴室用のエアコンで、乾燥機能も付いているので浴室内で洗濯物を乾燥させることもできます。ただこれの寸法が通常の換気扇より大きいこともあって、2階の荷重を背負っている梁の一部を欠き取らなければなりませんでした。しかも図面だけでは正確な寸法が分からず、結局システムを組み立てるのと同時並行で、大工さんが梁を欠き補強の梁をダブルで入れる作業をしました。梁の位置や大きさなどは内装を解体してみないと分からないので、今回も浴室の天井高を2.2mに低くする他に上記のあれこれの追加工事を余儀なくされました。
3枚目は浴室の内部です。窓はシステムバス用の標準品ではなく、他の窓と同仕様のペアガラスのアルミサッシです。浴室の壁パネルのほうをその窓に合わせてカットし、そのあとにフリーサイズの浴室用化粧窓枠を回します。2枚のガラスのうちの外側のガラスの内側がスリガラスになっているので、目隠しにもなり光が柔らかく拡散します。
最大の難関だったシステムバスがうまく収まったので、あとは他の部屋の間柱や仕切用柱を立て、天井組みを行います。まだいくつか通常の仕様と異なる部分があるのですが、まあ特別難しいことはないでしょう。ただ工期は予定外の追加工事のために1週間以上遅れています。