日別アーカイブ: 2016年6月10日

大きな敷板など

 

家具というわけでもなく小物でもなく。お客様のご注文で、玄関の下駄箱の上全面に置いて使う敷板(26/408/930mm)と、客間の飾り戸棚の中に入れる補助の棚段(550/255/230mm)です。右奥の小さいのは大きな敷板の残りで作ったコースター2個(12/120/150)。仕上げはウレタン艶消し塗装4回塗りです。敷板は玄関先の飾り台として、その上に四季おりおりの花や陶器といったものを飾られるとのこと。濃茶のさっぱりした木目ですので飾った物も映えると思います。

敷板とコースターはお客様から支給の神代スギですが、実際加工を始めてみたら予想以上に痛んでいる部分が多く、結局半分も使えませんでした。中杢の幅広の一枚板のように見えますが、実際には材料を長さ方向で二分し、いいとこ取りで接合しています。埋もれ木独特の渋い色合いがすてきですね。

まあ注文されれば、だいたいどんなものでも作りますが、今回のような簡単なものであってもやはり「本職がこしらえた」といえるような一定レベル以上の加工と仕上がりである必要はあるので、それなりの値段になってしまいます。そこを理解していただけるお客様に感謝です。

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