月別アーカイブ: 5月 2016

傘雲と鳥海山

 

傘雲をかぶった鳥海山の夕景です。風がすこしありましたが、代掻きの終わった水田にも姿が写っています。晴れても雲がかかっても、朝でも昼でも夕方でも、春・夏・秋・冬のいずれでも鳥海山はすばらしいです。(写真は5/4のもの)

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タオルがぼろぼろ

 

猫を獣医さんなどに連れていくときに使っているキャリーボックスですが、中に敷いていたタオルが網目から半分外に引っ張り出されていて、ぼろぼろに。これは明らかにアルのしわざ(トントだと腕がすこし太いので、網目に手が入れにくい)。

うちの2匹の猫はふだんは段ボール製の市販の爪研器を使っていて、家具や建物などをひっかくことはほとんどないのですが、この前2日間ほど爪研器の段ボールを無くしてしまったせいで(交換用のを買い忘れた)、たぶん爪がうずいていたんでしょうね。「ありゃ、なんでないんだ〜」と憤慨したのかもしれません。このタオルのほかに、トイレの紙砂を入れてある袋も破って、中身が散乱していました。おそるべしアル。

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経ケ蔵山へ一人旅

 

連休中の5月3日は旧平田町にある経ケ蔵山へ登ってきました。この山にはわりあい子供たちや家族や知人と行くことが多いのですが(年2〜4回程度)、今回は私ひとりです。一人山行のいいところは自分の興味関心のおもむくままに、景色をゆっくり眺めたり花の写真を撮ったり昼寝したりと、完全にマイペースで行動できることです。そのため、他の登山者がいても(今回は5組16人ほど)極力関わらないようにしています。人に会いたくて山に来ているわけではありませんから。

この日はフェーン現象のために日中の気温は27℃くらいまで上がりました。ただ中腹から頂上にかけてはかなり強い風が吹いていたので、それほど汗をかかないで済んだのですが、下に降りてきたらたちまち汗だくになってしまいました。往復約3時間の一人旅でした。

景色はたいへんよかったし、たくさんの花が咲いていました。しかし他の記事でも書いたように、今年は花が咲くのも全般的に早いですね。同時期の、昨年より前の山行メモやブログ記事と比較してみても、やはり10日から2週間くらい開花期が今年は早いようです。これまでならまだ少しはあったオオミスミソウも花はありませんでしたし、スミレの仲間はいくつかあってもスミレサイシンは皆無。イワウチワやショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、オウレンも同様です。ユキツバキも終盤です。

かわりにこれまではあまり見かけなかったフデリンドウは今回たくさん咲いていました。地面に這いつくばるような3〜5cmくらいの背丈のリンドウですが、青い色がとても印象的です

例によって私自身の備忘録をかねて、今回咲いていた花を以下に50音順にかかげます。青色のものは下に写真も載せました。間違いがありましたら指摘いただけるとありがたいです。 エンレイソウ、オオサワハコベ、オオバクロモジ、オオヤマザクラ、カエデ数種類、カキドオシ、カスミザクラ、カラマツソウ、キバナイカリソウ、クルマバソウ、シャク、スミレ数種類、セイヨウタンポポ、セントウソウ、センボンヤリ、チゴユリ、ツクバネソウトウゴクサイシン、ニリンソウ、ヒトリシズカ、フデリンドウ、ミツバアケビ、ミツバツチグリ、ミヤマキケマン、ムラサキケマン、ヤマハタザオユキザサ、ユキツバキ。

 

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オオサワハコベ(ナデシコ科)

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カスミザクラ(バラ科)

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ヤマハタザオ(アブラナ科) ※コンロンソウではありませんでした。

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センボンヤリ(キク科)

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ツクバネソウ(ユリ科)

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トウゴクサイシン(ウマノスズクサ科)

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フデリンドウ(リンドウ科)

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ミツバツチグリ(バラ科)

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ユキザサ(ユリ科)

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頂上から眺めた鳥海山

 

コーヒーブレーク 78 「吉祥模様」

 

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ひび割れて吉祥模様や春の泥

自然の造形で蜂の巣であるとか岩石の柱状節理などで六角形がよくみられるのは、その形を連続的につなげていくことによって平面を隙間無く埋め尽くすことが可能であり、少ない画線で閉じた広い空間をつくることができ(材料の節約になる)、縦・横・斜めのどの方向にも耐える力がある(変形しにくい)、といった数々の特徴が六角形にはあるからである。/面的に六角形を基本とする構造をハニカム構造というが、まざまな分野のさまざまな製品に使われている。はじめは自然界の造形にならったんだろうが、あとから理論的にも詰めていったのであろう。

転覆も沈没もあり花筏

桜の散った花びらが水面を漂い流れるのを花筏というのだが、あまりにも散る花が多い場合は池の水面などを覆いつくすばかりか、ときに二重三重なるになることもある。下になった花びらは当然ながら水面下に押し込まれたり、向きが変わって横になったりひっくり返ったりすることもあるだろう。/(ここで「いきなり話は飛躍するのだが、」と石川五右衛門の釜茹での刑についてすこし書こうと思ったのだが、単なる都市伝説かもしれぬとはいえあまりにも惨い話なのでやっぱりやめにした。)

四葉の五葉の六葉のまだクローバー

もともとは牧草として植えられるクローバーだが、多数の白い小さな花を球状に咲かせることや昔は乾燥させて商品などのクッション材として利用したことからシロツメクサ=白詰草ともいい、苜蓿(うまごやし、馬肥やし)ともいう。しかし詳しく調べてみると、シロツメクサとウマゴヤシとは同じマメ科シャジクソウ属ながら、別の植物のようである。ウマゴヤシの花は黄色だが、シロツメクサは文字通りに白花であり背丈もウマゴヤシほど高くはならない。とすると歳時記の苜蓿・クローバー・白詰草を同種の異称という説明は誤記ということになる。/クローバーは小葉は3枚が通常であるが、四葉のクローバーを見つけるとラッキー、幸福のシンボルという俗信がある。しかし四葉のクローバーはそのつもりで探してみるとそれほど珍しいわけではなく、わりあい簡単に見つけることができる。ところがさらにじっくり観察すると4枚どころかそれ以上の多葉の個体がみつかることがあり、最高記録ではなんと56枚とか(ギネスの記録)。

 

(※ 鳥海山西麓の牛渡川。箕輪の鮭孵化場付近ではみごとな梅花藻の群落をみることができる。澄んだ冷たい流水にしか生息しないキンポウゲ属の水草で、ウメの花に似た白い5弁花を水上または水中で咲かせる。)

 

子供たちとのキャンプ

 

4月30日〜5月1日は、子供たちと鳥海山の低山域でキャンプをしました。うちの子供と、いっしょによく遊んでいる子たちの合わせて4人ですが、冬山もオーケーの本格的な登山用のテントを二つ張り、ひとつは子供たち専用、もうひとつは私専用のテントです。

場所はいわゆる「キャンプ地」ではないのですが、たまに遠隔地から鳥海山の登頂を目指す人などが、前日に来てテントを設営していることがあります。電気はありませんが、水場と東屋(炊事場)はあるので、問題はありません。

今回はできるかぎり子供たち自身でテントの設営や炊事などをしてもらうようにしていたのですが、小学5年生だし野外活動に慣れているとはいえない子もいるので、ときどきは私が手を出さざるをえないというのが実状でした。それに夕飯の用意をしているあたりから夜通しの雨になってしまい、気温もおそらく6℃くらいまでに下がってすこし寒かったこともあり、子供たちの動きは鈍かった(自発性に欠ける)です。名実ともに「自分たちでキャンプをする」にはまだまだ遠いですね。

翌日はできればハイキングをしたかったのですが、天気が回復せず行動にやや不安のある子もいたので、野外活動は中止とし、午前8時でテントは撤収し下山。あとは夕方まで室内遊び等に切り替えました。

車1台で移動できるくらいの子供の人数(5名以下)であれば、私の手間ひまは人数にかかわらずほとんど同じなので、今回のキャンプに限らず野外活動の場合もできるだけ他所の子も誘うようにしています。しかし、保護者のほうにそもそも野外活動の経験がある程度以上はないとまず不安が先に立ってしまい、実現しません。それはそうで、自分がろくにやったことのないことを他の大人にゆだねて、連れて行ってもらって泊まり込みで活動するというのはかなりハードルが高いでしょうね。

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新しいインパクトドライバ

 

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インパクトドライバは十数年前から使っていますが、古いほうの機種を知り合いにゆずることになったので、かわりに最新型を導入しました。発売になったばかりのマキタのTD160Dというモデルです。充電器と充電池はこれまで使用してきているのと共用できるので、本体のみの購入です(でないと高くて買えない)。

マキタのインパクトドライバは品番が130からはじまって順番に138まで来ていたのに、いきなり160になったのは、まあそれなりになにか理由があるんでしょうね。

当工房で使用中の最新機種はTD137Dですが、それと比べてみると、外観および基本性能には大きな変化はなく、いわばミニモデルチェンジといったところ。それでも全長がほんのわずかですが短くなったことや、回転数の選択がこれまでは4段階だったのが5段階になったことや、充電池の残量表示も3段階から4段階になったことなど、こまかな改良があるようです。

インパクトドライバは打撃力なしの従来型のドリルドライバに比べると締め付ける力がずっと強いので、注意して使わないと木ネジ等を壊したり、必要以上に奥までねじ込んでしまったりの恐れがあります。それがいやでインパクトは使わないという人もいるくらい。それが、モデル136くらいからだったか回転数(打撃力)を任意に選んだり、充電池の残量を機械本体に表示するようになってから、ずいぶん使い勝手がよくなったと思います。