連休中の5月3日は旧平田町にある経ケ蔵山へ登ってきました。この山にはわりあい子供たちや家族や知人と行くことが多いのですが(年2〜4回程度)、今回は私ひとりです。一人山行のいいところは自分の興味関心のおもむくままに、景色をゆっくり眺めたり花の写真を撮ったり昼寝したりと、完全にマイペースで行動できることです。そのため、他の登山者がいても(今回は5組16人ほど)極力関わらないようにしています。人に会いたくて山に来ているわけではありませんから。
この日はフェーン現象のために日中の気温は27℃くらいまで上がりました。ただ中腹から頂上にかけてはかなり強い風が吹いていたので、それほど汗をかかないで済んだのですが、下に降りてきたらたちまち汗だくになってしまいました。往復約3時間の一人旅でした。
景色はたいへんよかったし、たくさんの花が咲いていました。しかし他の記事でも書いたように、今年は花が咲くのも全般的に早いですね。同時期の、昨年より前の山行メモやブログ記事と比較してみても、やはり10日から2週間くらい開花期が今年は早いようです。これまでならまだ少しはあったオオミスミソウも花はありませんでしたし、スミレの仲間はいくつかあってもスミレサイシンは皆無。イワウチワやショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、オウレンも同様です。ユキツバキも終盤です。
かわりにこれまではあまり見かけなかったフデリンドウは今回たくさん咲いていました。地面に這いつくばるような3〜5cmくらいの背丈のリンドウですが、青い色がとても印象的です
例によって私自身の備忘録をかねて、今回咲いていた花を以下に50音順にかかげます。青色のものは下に写真も載せました。間違いがありましたら指摘いただけるとありがたいです。 エンレイソウ、オオサワハコベ、オオバクロモジ、オオヤマザクラ、カエデ数種類、カキドオシ、カスミザクラ、カラマツソウ、キバナイカリソウ、クルマバソウ、シャク、スミレ数種類、セイヨウタンポポ、セントウソウ、センボンヤリ、チゴユリ、ツクバネソウ、トウゴクサイシン、ニリンソウ、ヒトリシズカ、フデリンドウ、ミツバアケビ、ミツバツチグリ、ミヤマキケマン、ムラサキケマン、ヤマハタザオ、ユキザサ、ユキツバキ。
オオサワハコベ(ナデシコ科)
カスミザクラ(バラ科)
ヤマハタザオ(アブラナ科) ※コンロンソウではありませんでした。
センボンヤリ(キク科)
ツクバネソウ(ユリ科)
トウゴクサイシン(ウマノスズクサ科)
フデリンドウ(リンドウ科)
ミツバツチグリ(バラ科)
ユキザサ(ユリ科)
頂上から眺めた鳥海山