日別アーカイブ: 2016年4月30日

今井アートギャラリー

 

月山の麓の鶴岡市羽黒町にある「羽黒・芸術の森 今井アートギャラリー」にこの前の日曜日に行ってきました。田畠が広がる風景の中の、広い屋敷にある江戸中期の土蔵作りという大きくてすばらしく立派な建物にまず驚きました。かつての鶴岡の豪商の蔵だったものを移築したものだそうです。シチュエーションは抜群です。

前身の「今井繁三郎美術収蔵館」は洋画家- 今井繁三郎(1910~2002)の作品収蔵を主体にしていたものですが、今後は氏の絵の常設展示以外に若手芸術家の作品発表や創作の場も提供していくということで、リニューアルして4月23日にオープンしたばかり。私は息子やその友だち(小5)を連れていったのですが、けっこうおもしろがっていました。今井氏が集めた世界各地の民俗的小物もたくさん陳列されていましたしね。

1階の貸しギャラリーには新規開館に合わせて写真や絵画・染色に取り組んでいる4名の方が作品展示をされていました。なかなかのものです。しかしなんといっても今井繁三郎の大きな絵は圧巻。私は名前は知っていましたし印刷物などで作品をみたことはあったように思うのですが、実物を間近かに見ると圧倒されるような思いがしました。具象と抽象とが複雑に絡み合っているような絵です。

入場料は維持管理協力金として大人500円、中学生以上300円。開館は4月中旬〜11月末の土・日・祝日、10〜16時。電話&FAX 0235−62−3667(開館時のみ) 住所は山形県鶴岡市羽黒町仙道字一本松5−175

なお、室内は撮影不可でしたので、駐車場からの建物概観のみの写真です。よく「撮影禁止」の掲示があるにもかかわらずスマートフォンなどで写真を撮っている方がどの美術館でもいますが、他のお客の邪魔になるばかりか、撮影に気をとられて作品にぶつかってしまうなどの恐れもあるので、厳に慎むべきですね。

IMG_0081_2