11月2〜9日の個展の際にご注文いただいた特注品の小物のひとつです。直径240mm、厚さ32mmの大きさで、材料はフレーム(外枠)がオニグルミ、フェイス(文字盤)がサワグルミ。時刻の数字は定番の掛時計001と同じく焼き印を押しています。
フレームはいくつかのピースを接合したもの(=通常の市販品ははほぼすべてその作り)ではなく、一枚板を丸く刳りぬいています。しかしただ丸くカットするだけでなくフェイスを裏側から押縁でおさえるために段欠が必要なので、これの加工はあんがい面倒。加工方法はさらなる検討が必要と思いました。
ご注文いただきました酒田市のN.Sさんには感謝申し上げます。こういった機会でもないとなかなかこの種の時計を作ることはありませんので、こちらにとってもいろいろと勉強になりました。N.Sさんからは卓上のミラーもご注文いただいていますが、そちらは年明けになりそうです。いましばらくお待ちください。