日別アーカイブ: 2016年3月8日

旋盤で蓋物6点製作中

 

10月に地元の酒田市の画廊(清水屋デパート内)で個展を行なうので、それに向けて木工品を作っています。今回は家具ではなく、一品ものの小さなものがメイン。指物ではなく主に厚板を掘り込んで蓋つきの器・箱にします。これは古来より「くり物」と呼ばれています。形は丸形・角形・変形・具象形といろいろ。樹種も顕著な杢がでていたりスポルトであったり、いずれもちょっと普通ではない特殊で高価な材料ばかりです。

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一品ものだけで30〜40点は必要とみているのですが、完成したのはまだ十数点にすぎません。旋盤を用いた点対称=丸形の蓋物は先月に7点こしらえたのですが、その続きでまた6点製作中です。材料は黒柿が5点で、オニグルミが1点。写真は旋盤加工を終え、ペーパーがけをした状態ですが、材料の厚さが30mm前後とそれほどあるわけではないので、基本的にみな被蓋です。大きさは直径10〜13cmほど。

丸形の蓋物ばかりではしょうがないので、旋盤加工による品物はこれで一旦終わりとします。来月あたりから角形や変形の蓋つきのくり物を製作する予定でいます。