月別アーカイブ: 2月 2013

置き物

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たんすの上になんだかへんな物が置いてある、と思ったら猫のトントでした。新居に引っ越ししたでけでもそうとなストレスだろうに、業者や近所の子どもなどの出入りも多く、ただでさえ警戒心の非常に強いトントは日中はものかげに隠れてほとんど姿を見せません。

夜も遅くなって、もう他人がぜったい訪ねてくることはないだろうという時間になるとやっと普通に姿を見せます。このところたんすの上に2枚置いたクッションがお気に入りのようです。ときどき向きを変えながら寝ています。たまに寝言もいいます。

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電動ハンマー

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道路などに積もった雪はまめに除去しないとたいへんです。車のタイヤで無造作に踏み固めてしまったり、いちど気温がゆるんで半分溶けたものがまた寒波再来で凍結すると、圧雪というよりはほとんど氷と化してしまい始末に負えません。そうなるとスコップでつついたりしたくらいではとれないので、連日の新雪の除去に手を奪われてしまい、放置された氷雪でしだいに道路の中ほどや駐車スペースのあたりが20〜30cmくらいも高くなってしまうことがあります。

この状態で急に温かい日が続くと、ぐずぐずになった雪で車はハンドルをとられてしまいかなり危険ですし、くぼみにはまってまったく動けなくなってしまうこともあります。まあ雪国の人はおなじみの光景ですね。

そういうときに強力な助っ人になるのが電動ハンマー。スコップでは無理な硬い氷もなんなく砕いてしまいます。写真の電動ハンマーは当工房で使用しているマキタのHM0871Cという機種ですが、本体の重さが5.3kgあり、毎分1100〜2650回の打撃を行います。電流は13Aで消費電力は1100w。最新型の機種なので作業者の身体によけいな振動が伝わらないような工夫が随所にほどこされています。ボディにAVTと書いてあるのはアンチ-バイブレーション-テクノロジーの頭文字でしょうかね。

基本的には舗装道路の上に固着した氷雪をはがすようにして除去するのですが、その際に舗装面を傷つけないように先端工具には先が錐状に尖った「ポイント」ではなくタイルはがし用の平たい「チゼル(ノミ)」を装着しています。安いとはいえない機械ですが(税抜定価57000円)、手道具手作業で除雪する場合の困難と重労働を考えればじゅうぶん元は取れます。

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カテドラル水晶

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これはカテドラル水晶というちょっと珍しいタイプの水晶です。子どもに誕生日祝いとして先日あげたものですが、産地はブラジルのミナス州アライアス近郊の鉱山とか。インターネット通販で購入しました。大きさは写真の位置からみて5cm×9cmくらい、重さは267gです。

水晶は石英というガラス質の鉱物が先の尖った6角柱状に結晶したものですが、無色透明以外に黒や褐色・紫・黄・淡紅といった色味を帯びているものや、他の鉱物を内抱したものがあります。このカテドラル水晶は色味はありませんが、無数の結晶が寄り添って複雑多重の大きな6角柱をなし、教会の大聖堂=カテドラル(cathedral)の屋根を彷彿とさせることから名付けられたものだそうです。

私は宝石などで、とりわけ水晶でよく喧伝されるヒーリング効果といった「精神世界」にはまったく興味がありません。宗教にも距離を置いています。したがって今回も自然界の不思議で美しい鉱物そのものに対する興味から入手したものです。また小学1年生の子どもの誕生日プレゼントだからといって、いわゆる「子どもだまし」のちゃちなものではなく、どうせなら大人になっても大事にしてもらえるような本格的なものをということで、ちょっと奮発しました。

 

雪の河原

昨日はたいへん風が強く、車を運転していても地吹雪で視界が閉ざされ怖いくらいでした。2月もあと1週間で終わり3月になりますが、こういった天気の日は「春はまだまだだな」といささか沈んだ気持ちになってしまいます。最低気温も平地でマイナス4℃くらいです。

風雪の厳しい日々ですが、通勤途上でふと川面を見るととてもきれいな光景が広がっていました。写真は日向川の中流域の橋の上から写したものですが(むろん車は橋から離れた側道に停めてから)、凍る水面と雪が付着した無数の丸石が、モノクロの非常に美しいコントラストを描いています。それに草木の褐色や黄褐色がアクセントを添えています。

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1月2月の胴腹ノ滝

12月15日以来の(記事掲載は12月16日)、ずいぶんひさしぶりの胴腹ノ滝です。その後1月1日、1月18日、2月4日、2月16日の計4回水汲みと調査に行っていますが、連日の降雪もあってか訪れるたびに少しずつですが水量は減っています。下の写真は2月16日朝のもので、滝の周りもすっかり雪に覆われています。1枚目が向かって右側、2枚目が向かって左側の胴腹ノ滝です。

湧水温度は1月1日が右8.4℃、左8.3℃、気温はマイナス2.1℃、1月18日が右8.4℃、左8.3℃、気温マイナス3.9℃、2月4日が右・左ともに8.4℃、気温マイナス1.1℃、2月16日が右8.4℃、左8.3℃、気温マイナス5.6℃です。水量と気温は変化しても水温はほぼ一定であることが分かります。

しかし、例えば昨年の2月22日の写真と比べると、今年2月16日の滝の水量のほうが一目で分かるほど多く、ざっと倍近いように見えます。とくに11月は雨天日がじつに多かったので、その影響(=地下水圧の上昇)が今冬はいまだに尾を引いているようです。胴腹ノ滝は鳥海山の数ある湧泉のなかでも水量の変動は大きいほうだと感じています。

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レバーハンドル

工事中の自宅の内部木製建具は私自身で全部製作する予定でいます。もちろん経費削減が第一の目的ですが、デザイン的な理由もあります。建具屋さんに発注していればすでにみな取り付けも終わっているでしょうが、私が作るのでほとんどこれからです。

全部で18枚ある建具ですが、14枚は引き戸で、2枚だけ片開きのドアです。開口高さはすべて2mでそろえています。そのドアのひとつは玄関とリビングを仕切るもので、強化ガラスのクリア一枚を全面に大きく用いるため、見栄えおよび耐久性の上でそれに適合するレバーハンドルとヒンジが必要です。それでさほど期待してはいなかったのですが試しに地元の金物屋さんで物色してみました。

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種類も少ない上にそのほとんどがデザイン的に野暮ったいもので即却下。ところが棚の片隅から「こんなものもありますけど」といって出てきたものが写真のレバーハンドルです。飾りがいっさいないごくシンプルなハンドル。亜鉛ダイカスト製でしょうか、色合いや表面の仕上げはステンレスのような感じに処理してあります。値札をみてびっくり。「500円」と手書きで記してあるので、最初は千円の単位が消えているのではないかと思いました。この手のレバーハンドルは安いものでも3000円くらいするし、5000〜10000円くらいは普通ですから。

ドアに止めるための丸座のビス穴が正面にふたつ開いています。他のレバーハンドルはたいてい目立たないように下の側面からネジ止めしたり、一度しっかりネジ止めしてからさらにキャップをねじ込んだりしますが、これはもろにネジの頭が見えるという逆にちょっと珍しいタイプです。木枠やはめこむガラスなどとのバランスによりますがこういうのもありですね。あまりに値段が安いのと、作りはしっかりしていて見栄えもけっして悪くはないので、すぐに購入しました(写真はまわりの色を反映してすこし黄色みをおびて見えますが、実物は無色のステンレス色です)。

あとで調べてみるとこのレバーハンドルは旧昭和ロックというメーカーの製品のようです。昔は鍵錠の最大手だったのですが、一度会社が傾いていまはユーシン・ショウワとしてユーシングループの傘下に入っています。なるほど、そういったごたごたがあってめちゃ安だったのかもしれません。

昨年暮れから1ヶ月間不通だったインターネットが1月末頃にいちど復旧したと思ったのも束の間、2月に入ってからまた使えなくなってしまいました。新しい住宅に引っ越しをした機会に、固定電話を2月1日で無くした(解約した)のですが、そのためにルーター等の設定が初期状態に戻ってしまったためらしいです(たぶん)。それが今日ようやくまた復帰しました。やれやれです。私はインターネットやパソコンなどの知識はほとんど皆無なので、もちろん設定などはぜんぶなじみの電気屋さんにやってもらいました。

 

引っ越し

本日(2/1)をもって自宅を引っ越ししました。同じ町内なのでとりあえず4日前の夜から新しい家に泊まっているのですが、古い方の借家からの荷物の移動と掃除も無事済んで、やっと正式に転居です。業者に頼んだのはピアノと冷蔵庫だけで、あとはみな自家用車で自分たちで荷物を運んだので、引っ越し費用は格安ですみました。

不要なものはこれを機会にそれなりに処分したつもりですが、それでも荷物がまだまだ山とあります。30坪(100m^2)の平屋で、収納スペースもそれほど広くはないので、クローゼットやロフト、納戸や物置などを立体的に工夫して使わないとたちまち荷物が居室の床に侵出してきそうです。

100%というわけにはいきませんが、新居はなかなか快適です。基本的に全室に床暖房を入れてあるので、前のように朝起きたときや仕事が終わって帰宅した際の凍えるような寒さは無くなりました。また湿気対策には相当に配慮したつもりなので空気が乾いたさっぱりした感じです。窓の結露も少ないです。床が段差のないフラットな平屋ですので、2階との煩雑な上り下りも皆無となり、もう若いとはいえない体にはありがたいですね。階段からの転落の心配もありません。

写真上は昼にリビングから廊下を眺めたところですが、10mある廊下の突き当たりは明かり採りのFIXの窓。廊下の右手は手前から順に洗面脱衣室・お風呂・トイレ・乾燥室・納戸、左手は家族それぞれの個室=寝室で、まったく同じ広さと仕様の部屋が三つ並んでいます。建具はまだ入っていませんが、各室の外に面した窓からの光が廊下まで差し込んでかなり明るいです。建具は四方木枠に全面強化ガラスを基本とする予定ですので、結果的にもだいたい同じような感じになると思います。薄暗い廊下というのは個人的にはあまり気持ちはよくありませんので。

写真下は夜ですが、4つ並んだLEDのダウンライトは調光付なので通常の室内並みの明るさから常夜灯の明るさまで無段階で変えられます。洗面脱衣室ならびにトイレの入口には仮のカーテン(2級遮光)を設置していますが、3人家族だけなのでとりあえずはこれでも問題ありません。

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