これはカテドラル水晶というちょっと珍しいタイプの水晶です。子どもに誕生日祝いとして先日あげたものですが、産地はブラジルのミナス州アライアス近郊の鉱山とか。インターネット通販で購入しました。大きさは写真の位置からみて5cm×9cmくらい、重さは267gです。
水晶は石英というガラス質の鉱物が先の尖った6角柱状に結晶したものですが、無色透明以外に黒や褐色・紫・黄・淡紅といった色味を帯びているものや、他の鉱物を内抱したものがあります。このカテドラル水晶は色味はありませんが、無数の結晶が寄り添って複雑多重の大きな6角柱をなし、教会の大聖堂=カテドラル(cathedral)の屋根を彷彿とさせることから名付けられたものだそうです。
私は宝石などで、とりわけ水晶でよく喧伝されるヒーリング効果といった「精神世界」にはまったく興味がありません。宗教にも距離を置いています。したがって今回も自然界の不思議で美しい鉱物そのものに対する興味から入手したものです。また小学1年生の子どもの誕生日プレゼントだからといって、いわゆる「子どもだまし」のちゃちなものではなく、どうせなら大人になっても大事にしてもらえるような本格的なものをということで、ちょっと奮発しました。