まだ一部しか読んでいませんが、生態系に関する新たな知見に富んだ本3冊。たまたまオオカミが関係する本が2冊並びましたが、ありうべき生態系を考える場合のかっこうの素材のひとつがオオカミであるということです。
アメリカ合衆国では一度はほぼ全滅しかけたオオカミを、隣国のカナダから移入したのですが、そのいきさつや葛藤や矛盾、困難さなど、非常に多くの示唆に富んでいます。在来の動物の調査や保護管理すらろくにできていない日本が、オオカミの移入などとうていできるとは思えませんが、そのあたりのことはまた後日すこし詳しく書いてみようと思っています。