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9/13の胴腹ノ滝

 

日中はまだ残暑で30℃をこえる日が続いていますが、さすがに朝晩は涼しくなってきました。また雨が降ることもたびたびで、そのせいかどうか胴腹ノ滝の湧水の量も4ヶ月ぶりくらいに増加に転じてきました。もっともその差はごくわずかで、前回9月7日の左右それぞれの拡大写真との詳細を比較検討してやっと分かる程度です。

上の写真は9月13日午前9時過ぎのものですが、水温は右・左ともに8.9℃で前回と変わらず。気温は21.4℃です。鳥居の前の表流水は、8月31日の13.8℃をピークとして下がりはじめており、9月13日は13.3℃でした。

下の写真はキンミズヒキ(金水引)です。9月10日の記事でタデ科のミズヒキ(水引)を取り上げましたが、こちらはバラ科キンミズヒキ属の植物です(Agrimonia  japonica)。細く連なる花のようすは一見ミズヒキと似ていなくもないですが、葉の形や花の構造はミズヒキとはまったく異なります。ついでにのべるとギンミズヒキ(銀水引。Polygonum  filiforme  foym  albiflorum)というのもあり、これはミズヒキの白花品種です。ミズヒキ、キンミズヒキ、ギンミズヒキと3者そろいぶみですね。

 

基礎スラブ打ち

今日、自宅の基礎の広い平坦部分=スラブのコンクリートを打ちました。雨のため2日ほど延びていたのですが、無事終了。朝9時半頃に私が現場に見に行ったら、コンクリートミキサー車とクレーン車が一台ずつ組んで基礎の鉄筋組の上に生コンクリートを投入していました。

コンクリートポンプ車が来るかと思っていたのですが、ちょうどその車はみな出払っているということで、かわりにクレーン車が生コン用のバケットをつり下げて、それでコンクリートを落とし込んでいました。昔の一輪車+人力でやっていた頃にくらべれば格段に楽になり早くなったと思います。

写真上はその生コンを打つ前で、外周のアルミパネルがパンクしないように外から専用のジャッキで突っ張りをとっていることが分かります。地面には鉄アングルのペグを打ち込んでいます。下の写真はスラブ打ちが終わった状態で、今日の夕方に撮影しました。なんだか灰色の水かなにかがプールに溜まっているように真っ平らですね。本職の左官屋さんにしてみればこれが当たり前なんでしょうが。

 

 

ミソハギ

 

 

休耕田の一画が一面ピンク色におおわれていました。近づいてみると予想したとおりミソハギの花です。ミソハギ(禊萩・(溝萩)はミソハギ科ミソハギ属の多年草で、草丈0.5〜1mほど。分布はほぼ全国(Lythrum  anbceps)。

山野の湿地や川辺などに生え、群生することが多いので今の次期はとても目立ちます。花期は7〜8月で、祭事にも用いられることから漢字で禊萩ともいい、お盆の頃に仏前に供えることがあります。盆花とか精霊花、水掛花とも。葉は十字状に対生し、長さ2〜6cmくらいの披針形。花はやや紫がかった紅色で、径1.5cmほど。花弁は6枚ですが、上部の葉腋について穂状に多数開花するので見応えがあります。茎は四角形です。

良く似た花にエゾミソハギ(Lythrum  salicariaがありますが、茎や葉や花など全体に短い毛があり、顎片の付属片が直立する(ミソハギは開出)、といった違いがあります。さらにいえばアカバナ科のヤナギランという植物があり、これも背高で紅色の花が穂状に多数つくので、遠くからはミソハギの群落とまちがえてしまいそうです。ただしヤナギランは比較的乾いた、草原や伐採跡地や山火事後の草地などに生えています。

 

8/31&9/7の胴腹ノ滝

 

 

そういえばそうかな〜という程度の差ですが、8月21日にくらべわずかづつですが水量は減りつつあります。上の写真は8月31日午後4時半頃で、水温は右が8.9℃、左が9.0℃です。下の写真は9月7日10時すぎで、右・左とも8.9℃でした。気温は8/31が27.9℃、9/7が21.4℃です。涼しくなってきましたね。

車道からの入口に駐車場ができたせいか、地元の人以外の方の滝観賞と水汲みが前よりすこし増えたように感じます。ただ、水温計やカメラやフィールドノートを片手に調べていると「何を調べてるんですか?」「水温はどれくらいありますか?」ときかれることがしばしばあり、なかにはとてもうさんくさい視線と口調で詮索されることもあるので、私は極力他の人がいない曜日や時間帯や天気をみはからって胴腹ノ滝に行くようにしています。

下の写真はおまけですが、タデ科のミズヒキ(水引。Antenoron  filiforme)。 細く長い花序が、上からみると赤色、下から見ると白色なので、これを紅白の紐の水引に見立てたものです。

 

基礎立上りの配筋

自宅工事の基礎配筋ですが、こんどは立ち上がりの部分を組んでもらっています。配筋作業はふつう左官屋さんがおこないますが、昨日と今日の朝方は日にちがないということで鉄筋屋さん(?)の職人が3人でやっていました。その後は左官屋さん。先週までと比べいくらかはおだやかになったとはいえ炎天下で日陰のいっさいない野外での作業はたいへんですね。

鉄筋は径10mmのものと13mmのものを150mm間隔で組んでいきます。外周は開口部(通気口)なしでぐるりと四方壁で囲んでしまいますが、土台の木材と基礎のコンクリートの間には多数のパッキン(基礎パッキン)をかって通気を確保します。

写真は上が一昨日7日の夕方、下が昨日8日の夕方のものです。底のほうに生コンクリートを一気に厚さ15〜20cmくらい流し込んでしまうので、パンクしないように外周部分はアルミの頑丈な型枠+鉄パイプでがっちり組んであります。下の写真は建物の南側、玄関のほうから眺めたもので、これだけでみるとずいぶん大きな建物のように感じますが、実際には100m^2、30坪のこじんまりした家です。

こうして徐々に建物が形になりつつあるのを見ているととても感慨深いです。

 

 

ヤマジノホトトギス

 

 

とても個性的なかわった花です。ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)がいま山野の林内にたくさん咲いていました。胴腹ノ滝に向かう車道のそばでも多く見かけました。ユリ科ホトトギス属の多年草ですが、その名前の由来である鳥のホトトギス(杜鵑)の胸の斑点のようなものが花にも葉にもくっきりあらわれています。分布は北海道西南部〜本州、四国、九州。草丈は1m弱、花期は8〜10月です(Tricyrtis  affinis)。

ホトトギスの仲間は日本には変種をのぞいて13種あり、そのうちの10種は日本固有種だそうです。下の写真で花の下方、赤紫色の多数の斑点に彩られほぼ水平に開いているのが花被片(花びら)です。花被片は6枚あり、幅が広いのが外花被片、狭いのが内花被片。花の上方でまるで噴水のようにくるんと開いているところの、斑点のある3本が雌しべで、無斑点の6本が雄しべですが、雌しべの先はさらにふたつに裂けているなど、見れば見るほど色も形もおもしろい花です。花は葉腋に1〜3個つき上向きに咲くので、上の写真のように連続する花&葉のパターンがじつにいいですね。

 

基礎スラブの配筋

 

 

自宅の基礎工事ですが、内側の広い平坦部=スラブに直径10mmの鉄筋を配置しました。格子状に組まれた鉄筋の間隔は150mmです。またスラブのコンクリート厚は150mmとなるので、60mmのスペーサーブロックをところどころにはさんで防湿シート面(砕石上端)から浮かしています。鉄筋が露出したりコンクリートのかぶり厚が薄すぎると、鉄筋が錆びてしまいスラブの強度が落ちてしまうからです。

 

防湿シートと捨てコン

自宅工事ですが、今日は左官屋さんが防湿シートを張り周囲の基礎が立ち上がる部分に捨てコンを打ちました。午前中に一時つよい雨が降ったので心配したのですが、左官屋さんは「捨てコンだから大丈夫」とのこと。コンクリートの打設時に私も現場にいたわけではないので、なんともいえませんが、ちょっと不安ではあります。木工事ならともかく、他の仕事は詳しいことまでは分かりませんから。

夜にインターネットなどで調べてみても、雨中のコンクリート打設は少々の雨なら強度的には問題なしとする意見が大勢です。たしかに炎天下のそれは逆に急速に乾燥がすすみすぎてひび割れなどの危険があるようです。要は、雨天にしろ晴天にしろ「程度問題」ということのようですが、その「程度」が非専門家には判断できません。

 

給排水管の埋設

今日は給水&配水の管を基礎下地の砕石の下に埋設しました。建物の下が全面コンクリート打ちのベタ基礎なので、その前に給配水の管を地下に通しておかないといけません。コンクリートの基礎ができてしまってからの配管は不可能ではありませんがたいへんな手間(コスト)がかかってしまいます。

明日は左官屋さんが防水シートを張り、基礎の外縁部には捨てコンを打つ予定なので、配管は今日中にやってしまわないと、ということで、私も夕方まで手伝いました。配管の工事自体は私はできないので主に土工と材料運びです。暑いし砕石や土は重いしで、へろへろに疲れました。Tシャツも汗でぐっしょりです。

 

地面掘削と砕石敷きつめ

自宅の基礎工事ですが、今日は左官屋さんの若い職人がパワーショベルで地面を掘り下げて、砕石を全面に敷きました。この上に鉄筋を細かく配しコンクリートを流し込みます。基礎は建物の底部全面で建物を支える形の「ベタ基礎」方式です。

柱や間柱が立つ位置にだけ基礎を設けるのを「布基礎(ぬのきそ)」といいますが、もちろんベタ基礎のほうが丈夫です。ベタ基礎は材料はよけいに使いますが、地面の掘削・床掘りは一気にやれるのでかえって手間がかからず、トータルではほぼ同等の工事費とのことです。今回の地面は川砂が主体のため掘りやすかったようです。

写真は北東の角・南東の角・南西の角・北西の角の、それぞれの地点から基礎部分を撮影しました。4枚目の写真で遣方の一部が切れているのは、パワーショベルがここから出入りしたからです。また1枚目の写真では右奥に仮設トイレと仮設配電盤が置かれているのが分かります。