月別アーカイブ: 5月 2015

シャクナゲ&ヒメウツギ

 

自宅で鉢植として飾っているものですが、写真上がシャクナゲ、下がヒメウツギ(姫空木)です。シャクナゲのほうはツツジ科の常緑低木ですが、この鉢植のものは園芸品種で「ヤクシマ交配種」だそうです。西洋シャクナゲというのも園芸店で広く売られていますが、葉の形とか花の感じとか、どうも私は山で見る自生のシャクナゲとの差がありすぎるのでなじめません。やはり日本産のほうがいいですね。

ヒメウツギはアジサイ科の落葉樹ですが、文字通りに非常にコンパクトな花木です。写真のものでは背丈は15cm弱、花の大きさも径13mmほどしかありません。鉢植で室内などでも観賞できるように園芸屋さんがとくに小さく仕立てていることもありますが、地植えでもせいぜい60cmくらいのようです。通常のウツギは樹高1〜2.5mくらい。ただし一個一個の花の大きさは径10〜15mmと、このヒメウツギと同じくらいの大きさです。

 

鳳来山へ

 

5月の連休中に子どもたちと泊まりがけでキャンプに行くつもりでいたのですが、仕事の都合でなかなか日程が決まらないでいるうちに、予定していたメンバーの都合もわるくなってしまい、結局中止に。かわりにせっかくの日曜日ということで、5月3日は自分の子どもといっしょに鳥海山南面にある小ピーク、鳳来山に登ってきました。

予定では上りは湯ノ台口から主稜線伝いに鳳来山、下りは横堂から東側斜面をトラバースする沢追分のコースを考えていたのですが、後者はまだ残雪が多くて夏道が寸断されていたので止めて、往路の往復となりました。何十年ぶりかで南高ヒュッテに入り、昼食休憩に利用させていただきました。

鳳来山は酒田市や遊佐町あたりから鳥海山を眺めた際に、頂上から右にくだるスカイラインの下部にちょっと三角形に小さく見えているピークです。標高は858mで、おそらく戦中戦後にソブ谷地経由で西側斜面から上ってくるルートができるまでは、ずっとスカイラインの主稜線づたいで横堂まで通して行くルートが旧来の本道であったのではないかと思われます。だいぶ薮が繁茂していますが、道型は深く刻まれていましたから。

稜線上の雪はほぼ全部消えており、キクザキイチゲやミヤマスミレ、ツルシキミ、スミレサイシン、エンレイソウ、コミヤマカタバミ、オオカメノキ、オオヤマザクラ、オオバクロモジなどの花が咲いていました。エゾハルゼミの鳴声やウグイスのさえずりも聞こえ、主稜線上〜西斜面のみごとなブナ林を満喫しながらのちょっとしたハイキングです。2枚目の写真で、中央直下にオレンジ色に見えているのは鉄分を多く含む湧水があるためです。

 

タイヤ交換

 

半月以上も前のことになりますが、自家用車の冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)を夏用のタイヤに交換しました。900kg積載可の貨物用のバンなので、タイヤもかなり重く大きく、「よいしょ」という感じで持たないといけません。交換は車屋さんに頼めば簡単ですが、もちろんお金がかかるので、基本的には自分で交換作業するようにしています。

ジャッキは1トン用の油圧ジャッキがあるので、それで車体をすこし浮かせますが、ボルトの脱着は手回しのレンチで行います。これがわりあいたいへんで、とくに最後の締め付けは腕・膝・腰・背中と全身に力を入れてしっかり締めないと危険です。万一走行中にタイヤがゆるんで外れたら命にかかわりますからね。

1本のタイヤに5本のボルトなので計20本締めるわけですが、注意してやらないと腰を痛めてしまいます。車は妻が主に乗っているジムニーもあり、以前はバンとジムニーと2台を自力でタイヤ交換していたのですが、2台も続けて行うとかなり辛い。実際ぎっくり腰になりそうになったこともあります。ということで、ジムニーのほうは妻が車屋さんに頼むようになりました。

さて4本のタイヤは均等に摩耗するわけではないので、原則としては8の字を描くようにローテーションしながら交換します。つまり前右→前左→後右→後左→前右・・の順に装着位置を変えていきます。ただ気をつけないとどれがどのタイヤでいつ交換したのか混乱してしまうおそれがあるので、ホイールに油性ペンで「BL(2015.4〜)」というように小さく記入しています。こうしておけば間違う心配はありません。猫の絵はもちろん単なる落書きで意味はありませんが。