月別アーカイブ: 2月 2014

※※ タイトルの入力が先日来うまくいかないので(ブログソフトのバグ?)、とうぶん「タイトルなし」とし、本文冒頭に見出しをすこし大きく付けることで代用します。

1月の胴腹ノ滝

 

1月は仕事の都合もあって3回しか胴腹ノ滝へは行けませんでした。4日・13日・22日です。周囲が完全に雪で覆われて、さすがに滝の水量も目に見えて減ってきました。水温のほうは大きな変化はありません。単位は℃です。

胴腹ノ滝の右側(湧水)   8.5   8.4   8.5
胴腹ノ滝の左側(湧水)   8.4   8.4   8.4
鳥居の前の表流水      4.0   3.8   4.2
胴腹ノ滝の前の気温     1.4     -5.1     -2.4
鳥居の前の気温       0.9     -5.1     -3.0

写真は1月13日の午前9時半頃のものですが、この時期になると逆に湧水の暖かさにほっとした気分になります。なにしろ気温との差がこの時は13.5℃もあったのですから。夏場とは逆ですね。

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 タイトルの入力が先日来うまくいかないので(バグ?)、とうぶん「タイトルなし」とし、本文冒頭に見出しをすこし大きく付けることで代用します。

玄関点景 その2

 

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わが家の玄関は一坪強の大きさであまり広くはありませんが、窓なしながら、入口の磨りガラスのドアと居間とのしきりのドアからの関節光がたっぷり入るので、わりと柔らかな光に包まれています。壁はすべて石灰ベースの左官材料の塗り壁で、すこしざらついた感じのオフホワイト。そこに左側の壁から壁へ渡したクルミの棚板が1.9mくらいあるので、小物や花などを飾るのにかっこうの場所になっています。

それで、今回は焼き物のミニハウス群。いちばん大きいもので高さ4cmほどですが、茶の色合いは煉瓦を、屋根のまだらな白は降った雪を連想させます。このミニハウスは山形県上山市の秋之野窯の神保登さんの手によるもので、陶器類の製作のおまけみたいなものです。元々、陶器作品のディスプレイ用の小物として作られていたものを、私が気に入って50個ばかり注文で作っていただいたもの。もう十数年前になると思います。その後、当工房の家具のお客様からも要望があっていくつか小分けしたので、上の写真に並んでいる13個はその残りです。

焼き物でこういったものが作れるなら当然木でも似たものはできそうにもつい思ってしまいますが、陶土とちがってそう簡単には成形できないので、コスト的にはきびいでしょうね。でもまあ、そのうち試してみましょうか。

 

コーヒーブレーク 4 「石棺」

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かまくらのなかにかまくらつくりいし

雪をドーム状に積み上げ横から穴を掘って中に人が入れるようにしたものがかまくらであるが、語源的には「神座」とも「竃蔵」ともいわれる。私も子どもの頃からよくこしらえたが、積雪がさほど多くないので必要な量の雪を集めてくるのが一苦労なのと、真冬でも気温が0度を上回ることが珍しくないためにせっかく作ったかまくらが短時日のうちに崩壊してしまうのが残念。しかしうまく大きくかっこうもいいかまくらができたときはともだちも呼んで、餅や蜜柑やお菓子を食べたり花札をしたりして遊んだ。なにしろ家の材料が雪なので、壁に厚みがあればしごく簡単に棚を作ったり、大きめのくぼみの中にミニかまくらを作ったりすることもできる。自分だけの秘密のポケットをこしらえたりも。

大寒の石棺のごとくに日本列島

石棺という文字をみるとチェルノブイリの原発事故を思わないわけにはいかない。事故を起こし大量の放射性物質をばらまいた原子炉および建屋を鉄材とコンクリートですっぽりと封じ込めたあの「石棺」である。むろんもともとは死者を祀るために石材でこしらえた棺の一般的な言葉のはずなのだが、チェルノブイリ以降すっかりその意味がかわってしまった。むしろ前後の文脈などもいっさいなしに石棺ということばを出されたときに、第一義としてチェルノブイリのそれ、第二にそれ以外の意味での石棺の意がくるのが当たり前になってしまったように思う。おそろしいことだ。/そして今、2011年3月11日以来、程度や濃淡の差はあれど日本国全体が放射能におびやかされている。宇宙から眺めたらごつごつたる山河が雪に覆われた日本列島は、まるで石棺のようだ。

剪り口に血のにじみや水仙花

水辺に咲く水仙の花。ここらでも雪が溶けて地面が黒くのぞくようになると真っ先に咲く花のひとつである。人家の周りや道路のそばなどでよくみかける花であるために昔からある日本の原風景のように思うのだが、じつは原産地は地中海沿岸地域であって、中国を経由して古くにわが国に渡来した。植物にしろ動物にしろ太古からの「地のもの」とすっかり信じられているものの中には、ほんとうは海外から人為的にもたらされたものは少なくない。/さてスイセンはヒガンバナ科Narcissus(クロンキスト体系ではユリ科)に属する一群の植物の総称で、多年草で冬から春にかけて花を咲かせる。花びらは6枚だが、外側3枚は萼(がく)で内側の3枚が本来の花弁(かべん)、そしてその6枚をあわせて花被片(かひへん)という。また中心部にある筒状のものが副花冠(ふくかかん)である。…という具合に花の仕組みも素人には一筋縄ではいかない複雑さがあるが、ある程度の知識をもっていれば花を眺める楽しみが倍加することは確かだ。水仙は全体が有毒で、牧場などで水際に水仙が連なっていることがあるのは、牛や馬や山羊などが水仙に毒があることをわかっていて食べないことによる。

 

はこぼれ

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先日木のパーツをノミ(鑿)で削っていたら、途中でなにかにがつんと当たってしまい、ごらんのように刃がぼろぼろになってしまいました。まさかそんなところに金物があるとは予想もしていなかったので、玄翁で思いっきりノミの頭を叩いたらこのありさま。

ノミは3分(刃の幅9mm)のものなのでまだ救われますが、これだけひどい刃こぼれだと修正するのに軽く30分、下手すると1時間以上かかるかもしれません。10本組の追入れノミはもう一組あるので、とりあえずそちらの3分ノミを使えば急場はしのぐことができますが、それでもかなりめげてしまいます。

ほんとうはタイトルを「刃こぼれ」にしたかったのですが、なぜか漢字変換ができません。1週間前くらいにブログソフトを新しいバージョンにしてからのようです。私にはパソコン等の詳しい知識はないのでお手上げです(車の運転は普通程度にはできても、整備や改造などはぜんぜんできないのと同じです)。