日別アーカイブ: 2013年1月30日

本棚設置

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新築となったわが家の、私と妻と子どものそれぞれの個室(寝室)の壁の一面は全面造り付けの本棚です。幅が約3.2m、高さは約2.4mです。段数は8段で、下方3段はA4判のファイルなどが入る間口高さ333mm、上5段は通常の書籍が入る225mmの高さになっています。奥行は305mmあるのでふつう サイズの書籍なら2列に収納することもできます。

背板はなく、他の壁と同様に「タナクリーム一日仕上げ」という生石灰系クリームをコテで塗った壁がそのまま背景になっています。壁は完全な平面ではないので、棚板と壁面とに1〜2mm程度の隙間があるところもありますが、見た目にも実用上もまったく問題はありません。

壁一杯の本棚が地震等で倒れてきたら、最悪の場合命がありませんので、本棚は絶対に倒れないように建物本体に厳重に固定しています。また収納物が落下しにくいように棚板は水平ではなく後方をそれぞれ5mm下げています。見た目にはそれとわからないくらいの傾斜ですが、この程度の傾斜でも効果はかなりあります。

上の写真は部屋の奥のほうから入り口側を眺めたところ。右から2列目の本棚の背にコンセントが見えていますが、電気コードを左右に延ばせるように各本棚の側板には径30mmの穴が開いています。下の写真は子ども部屋ですが、入口から窓のほうを眺めたところです。机は20年ほど前に私が作ったサワグルミ製の机ですが、甲板の高さは当工房の標準の650mmで、いちばん奥の本棚の3段目の棚板だけはその高さとぴったりそろうようにしました。こうすることで本棚の一部もそのまま机の延長面として使えます。

なお窓枠の高さは床から800mmで、机の甲板とは150mmの差があり、カーテンの垂れ下がりがちょうどこの間にきれいに収まるように計算しています。