晴れた空に白い雲、その下に鎮座するあでやかな姿の鳥海山、足元からずっと向こうまで広がる黄金色に実った稲田。まあ半分は人工的な景観なわけですが、美しいことはたしかです(写真は9月6日午後3時頃の撮影)。
それから傾斜こそ比較的ゆるいですがまぎれもなくこれは棚田。よくいわれる「棚田100選」などの固定観念にとらわれることなくつぶさに観察してみれば、田んぼに水を張るために自然の地形に手を加えて階段状にこしらえたことが分かります。わざわざ他に見物に行かなくとも地元に広大で見事な棚田があるということすら、農家の方以外にはあまり知られていないように思います。もったいないことです。