「黒柿」で検索すると

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グーグルで「黒柿」の検索をするとトップに画像検索の結果が表示されますが、その最初に(左端)写っているのは当工房で製作した箱ものです。これは2010年11月にKさんからのご注文があって製作したもので、薄板の部材を接合してこしらえた指物(さしもの)の箱ではなく、実・蓋ともに一枚の厚板を彫り込んでこしらえました。

名付けて「黒柿角形被蓋くり物(くろがきかくがたかぶせぶたくりもの)」。大きさは幅182mm奥行132mm高さ36.5mmで、鏡面塗装で仕上げています。上の写真は、パソコンの画像をさらにデジカメで撮ったものなので不鮮明ですが、孔雀杢に近い最上級の黒柿です。指物ならともかくくり物でこういった品物ははまずめったにないことは間違いありません。

3年ほど経っているにもかかわらず検索トップに表示されるということはそれだけ黒柿という材料や製品が珍しく貴重であることを如実に物語っていると思います。ちなみに写真中の右隣の箱物は将棋の駒箱で、山形県の天童市観光物産協会で販売しているもののようです。

 

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