千本杉

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鳥海山西麓の標高約150m付近、小野曽地区に位置する「千本杉」です。以前からうわさには聞いていたのですが、先日ひょんなことから実物に出会うことができました。

「千本杉というのがあって水が湧いている」というような話だったので、てっきり天然のスギがたくさん生えていて、そこが一帯湧水地になっていると想像していたのですが、違っていました。人為的に植えたものはまた別ですが、天然のスギは湿り気を好むので谷筋に多く、そういう場所には湧き水があることが多いので、そうした光景を想像していたのです。

実際には極端に幹分かれ・枝分かれをしているスギの大木が小さな谷奥に一本立っており、その根元あたりから湧水らしきものが流れ出していました。温度計などはあいにく持っていなかったので、その小さな流れがほんとうに湧水かどうかは断定できませんが、見た感じや手で触れた感じではその可能性は高いと思います。またこの樹の高さですが、ぱっと見たところ30mくらいはありそうです。巨木というほどではありませんが、なによりもその特異な姿に魅かれます。後ろの植林されたスギと比べるとその違いがよく分かります。

できるだけ近いうちに水温計その他の機器をたずさえてきちんと調査してみたいと思います。

 

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