アメリカはスタンレー(STANLEY)社のスクレイパー。ちょっと前のことですが、某塗料店でみつけて思わず買ってしまいました。スクレイパーといっても木材をかき削るほうのスクレイパーではなく、ガラスや金属面などにこびりついた汚れや、不要なステッカーなどをはがすための道具です。
全体が金属でできているのがたいそう好ましいです。刃の出し入れは中央の真鍮製の金具を前後にスライドさせて行いますが、その機構を、プレスした2枚のスチールではさんで側面で溶接しています。使っているうちにネジがゆるんでガタついたなどということがない堅牢な作りです。
プラスチックなどに比べての耐久性や使い勝手の差ということもありますが、感覚的に「これぞプロの道具」という匂いがふんぷんと漂います。大きさは11×48×95mmで、重さは57gです。刃は専用の刃を、ペンチなどを使って横からスライド式で脱着する方式ですが、カミソリのように薄くて鋭い刃です。写真の右下にあるのが外した刃ですが、酷使しても本体から不意に刃が外れたりしないように一枚づつあらかじめ背金をかませてあります。
値段は刷毛や塗料などといっしょに買ったのでもう忘れてしまいましたが、替刃10枚とあわせて2000円くらいだったように思います。
「スクレイパー」への2件のフィードバック