記録的な大雪が続く毎日ですが、そうした厳しい気候ならではの工房近辺の光景をいくつかご紹介します。
まずは切妻屋根の風下側の破風から、まるで幕のように垂れ下がる雪です。一日の最高気温が0℃前後のために、日中などにいくらかは緩んで氷柱などを形成しつつ徐々に屋根の雪がずり下がる。しかし全部が溶けて落ちるほどの高い気温にはならないので夜間などにまたそのままの形で凍ってしまう、といった過程をくりかえしてこういった奇妙な形になるのではないかと思います。絶対に溶けないほどにもっと低い気温なら、逆にこういうふうにはならないのではないでしょうか。これまでも寒さと降雪が顕著な年は同じような雪の垂れ幕ができることがありましたが、今年の冬はこれまで見た中で最大です。いちばん大きい(長い)ところで2m近くありそうです。
気温が上がると溶けて一気に落下し、下にいる人や車などが被害を被るおそれがあるため、ふつうはこれほど大きくならないうちに人為的に叩いて落とすのですが、今回は他に除雪するところが多すぎるために手が回らないのかもしれません。それにしても奇妙な光景ではあります。