1月25日朝8時半頃の胴腹ノ滝です。水量は前回(1/18)とほぼ同じで、水温も右・左とも8.6℃で前回と変わらず。ただ気温のほうはぐっと冷え込んでマイナス6.4℃だったので、湧水とはなんと15℃も違いました。水を汲んでいてもしみじみと温かさを感じます。一方、鳥居の前の渓流表流水のほうはさすがに外気に冷やされて3.3℃と、今冬ではいちばん低くなりました。
下の写真は胴腹ノ滝の背後の山の斜面で、稜線まではいくらも距離がありません。全体的には斜度35度くらいで、ほぼ全面スギ林です。滝の直近の太いスギはもともとそこに自然に生えていたものかもしれませんが、他はみな用材目的で植林したものですね。鳥海山では顕著な湧泉の場合、水源や景観の保護あるいは信仰などのために周囲は自然林のままであることが多いのですが、胴腹ノ滝はその点ではちょっと残念です。もし背後の山肌をふくめ周辺一帯がうっそうとした自然林ならもっとずっとすばらしいのにと思います。