黄鉄鉱の結晶

黄鉄鉱(FeS2)の結晶です。鉄と硫黄の化合物で、写真のかたまりは大きさ約8×11センチあります。重さは956グラム。水に沈めて体積を計ってみたところ179mlありましたので比重は5.34ということになります。図鑑等で調べてみると、硬度6~6.5、比重は4.8~5.1とありました。英名はパイライト(Pyrite)で、火打石としても使われたとか。

まるで金みたいにきらきら輝いていますが、鉱物結晶としてはごくありふれたもので、これもたしか7000円くらいで購入したものです。しかしながらいかにも金属!鉱物!という風情がなんとも好ましいと思います。結晶の形はサイコロ状の6面体がもっともふつうですが、ほかに5面体、8面体、5角12面体というのもあるそうです。写真のかたまりもよく見るといろいろな形のものが混じっているようですね。

手の平にのるくらいの鉱物ひとつでも、自然の驚異や神秘というものをつくづく感じます。

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