「そり」をワープロソフトで漢字に変換すると、「雪車・轌・艝・膤・橇」と出てきました。なるほど、雪上をゆく船であり車であるということですね。橇は滑走用脚の象形文字でしょうか。
下の写真は鳥海山南西面の「さんゆう」という観光・レジャー施設でのもので、わが家の子どもが大きめのソリに乗って滑っているところです(顔はボカしています)。ここにはファミリーゲレンデがあるので、初級・中級クラスのスキーヤーやスノーボーダーがおおぜい遊びに来ていますが、ソリを持参している子どもたちも多いです。一人乗りとか二人乗り用とか。
ただ気になるのは「ルール違反」が少なくないことです。滑り降りたらまた歩いて上まで登るをくり返すのですが、滑走コースの真ん中を歩いたり、滑り降りた先でいつまでもコースに寝転んでいたり、コースの下方の中央で延々と初心者相手にコーチングみたいなことをやっていたり。これでは他の人は思うように滑れませんし、衝突して怪我するおそれが大です。実際私と子どもが遊んでいる2時間くらいの間にも、あやうく他の人にぶつかりそうになっているボードやソリがいくつかありました。
ソリ滑りの場合は幼児あるいは小学生低学年+親という組みあわせが大半ですが、その親自体がルールにほとんど無頓着。とうぜんその子どものほうはルールの存在に気づくはずもありません。あまりにもひどい危ないケースには私は何度か注意をしましたが。
ソリ滑りにかぎりませんが、遊びを安全に行い、他の人も自分と同じように楽しめるようにするにはかなり厳格なルールが必要です。それをみんなが守らないと現実的な危害をおよぼす可能性があるという意味で交通規則のようなものです。エチケットやマナーなどは個人的で主観的な趣味の範疇なので、私にはどうでもいいし押し付けられるのはまっぴらですが、ルールは実際的利害や安全性がからむ問題なので、やはりとても大切です。
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