昨日の午後3時40分ごろの鳥海山です。9月28日のブログで書いたように、2008年くらいから猛威をふるっていたウエツキブナハムシがようやく収束したようで、そのおかげで今年は紅葉がとてもきれいです。
写真をよく見ると上部1/3くらいから頂上にかけてはすでに枯れ色になっていて、中腹の標高1300〜600mあたりが赤く色づいています。その下はまだ緑色がまさっていますね。鳥海山は中腹にブナが多いのですが、ウエツキブナハムシはブナの葉の表面を食べるのでそれが減ったことで紅葉が今年は順調にすすんでいるようです。ブナの葉そのものは赤ではなく橙色になるのですが、他の落葉広葉樹の紅葉が昨年までのようにブナの(食害による茶色の)変色にじゃまされないために、山全体としては赤く色づいてみえるのでしょう。
手前は刈り取りの終わった稲田ですが、8月15日の記事「棚田」に載せたのとほぼ同じ場所の田んぼです。