わき水がしみ出しているような十数メートル四方の林地内湿地全体にオオバギボウシ(大葉擬宝珠 ユリ科ギボウシ属 Hosta montana)が咲いていました。花期は長く1か月近く咲いていましたが、それもそろそろ終わりのようです。写真は半月ばかり前のものです。
こんもりした大きな根生葉と、高さ1mほどにもなる花茎に横向きに多数咲く淡紫色の花はとても引き立ちます(白い花もあります)。とりわけ写真のようにあたり一面に咲いているようすは、じつにすてきですね。
ギボウシの仲間は世界で約40種、日本には20種ほどあるそうですが、園芸品種も非常に多いです。花も魅力的ですが、花が咲いていない時期の、葉だけの姿もなかなか風情があります。そういえば工房の敷地の一画にも、自生のものか植えたものか分かりませんが、このオオバギボウシが咲いていました。