充電式ディスクグラインダー

 

充電式ディスクグラインダーで、マキタのGA400Dです。右後方の黒く四角いものが14.4Vのリチウムイオンの充電池で、マキタのもっとも汎用性の高いBL1430です。

100Vのコードをつないで使うディスクサンダーはべつに2台あるのですが、装着している刃はダイヤモンドカッターであったり刃研ぎ用ディスクだったりとみな異なり、そのつど付け替えるのも面倒です。それに知り合いの木工家が充電式がとても便利と言っていたので、先日購入しました。汎用のバッテリーはすでにいくつも使っているので、充電池不付で本体のみです。これだと値段は定価で17000円と、100V電源の一般的な機種とほとんど変わりません。

充電式なのでハードに長時間使用するのには不向きですが、電源コードやドラムのセッティングなしに、すぐにどこでもグラインダーを使えるのは楽でいいですね。とくに野外でのちょっとした作業にはうってつけです。けれども短所もあります。充電池がプラスになるぶん、全長が6cmほど長くなり、重量も500gほどかさみます。

当工房ではこの汎用バッテリーBL1430に対応する充電式工具をたくさん使っています。ドリル、インパクトドライバー、アングルドリル、マルノコ、タッカ、クリーナー、フラッシュライト、蛍光灯、そして今回のディスクグラインダーと、計9機種11台です。一人で作業をしているので、当然ながら一度に一台しか稼働できませんし、装着や差し替えはワンタッチ、しかもリチウムイオンタイプになる前のような電池のメモリー効果や自然放電がほぼないので、充電池は機械の台数ぶんだけそろえる必要もありません。

昔の充電式工具というと機種ごとに電池もちがえば充電器もちがうことが普通で、当工房でも一時は5〜6種類くらいの充電池と3種類の充電器を併行使用していました。汎用性・融通性がほとんどなかったからです。充電池自体の性能がいまほどよくなかったので、その機械に合わせた専用の電源を設計するしかなかったのですね。

マキタの場合ですが、7年ほど前にリチウムイオンの汎用バッテリーが発売されるようになってから、充電工具の世界はがらっと変わりました。それは一種の革命といっていいと思います。

 

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