不動明王

私は自然や宇宙に対して畏れ敬う気持ちはじゅうぶんあるつもりですが、特定の宗教宗派などにそれを収斂させる気は微塵もありません。しかし、人里に近い名の知れた湧泉では、湧水のかたわらに石像を祀ってあることが珍しくありません。その像はたいがい不動明王です。

不動明王は大日如来の化身、または内証をあらわしたものだとか。炎の世界に住まわれているので、像の後背に燃え盛る火炎を配していることが多く、それは煩悩にさまよう衆生を力づくでも救おうとする強い決意=憤怒の象徴。また不動明王は財産等の守り神のようでもあります。とりわけ清水はなににも代えがたい、貴重な財産ですからね。






 

不動明王」への2件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA