ミズタビラコ

私が使っているコンパクトデジカメはNikonのCOOLPIX P5100という機種で、いちおう接写モードもあるのですがほとんど使いものになりません。いくらやってもピントが合わないことが多く、レンズの解像度もよくありません。風景や人物などはまあまあですが、上の写真でお分かりのようにマクロには向いていませんね。

写真はムラサキ科のミズタビラコ(Trigonotis  brevipes)です。キュウリグサの仲間ですが、くるんと巻いた花序、白色またはわずかに青紫色をおびた花が密に連なりとても愛らしいと感じます。山地の比較的流れの安定した渓流付近に生える多年草ですが、草丈10〜20cm程度と低く、花冠の大きさは径3mmくらいしかないので、野草にそれほど関心がなければ見過ごしてしまいそうな控えめな植物です。個体数としてはとくに珍しい植物とはいえませんが、生息地はわりあい限られているように思います。

ミズタビラコは漢字で書くと水田平子ですが、キュウリグサの別名をタビラコとすることがあり、またキク科にオニタビラコやコオニタビラコ、ヤブタビラコがあるなど、素人にはとてもまぎらわしいです。

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