経ケ蔵登山十二ノ滝コース

一昨日(5/12)経ケ蔵に十二ノ滝コースから登ってきました。先日5/5に登った円能寺コースとは反対側の、北からのコースですが、主稜線にあがるまではそうとうきつい勾配です。丸太で階段状に整備されていますが、上りはともかく下りはじゅうぶんな注意が必要です。道の両側が断崖に近い急斜面になっていますから、万一転落したら命がありません。ただそのぶん眺めはすばらしくいいです。

地震によるものなのかどうか、集落をすぎてすぐの売店・休憩所・広い駐車場のあるところから先は、数カ所の落石のため原則通行禁止になっていました。いつもだと十二ノ滝の遊歩道の入口すぐ近くまで車が入れるのですが、今回はレストハウスに車を停めて歩きました。しばらく林道をすすんでから赤い橋を渡ると、いよいよ急な登りです。

ヤブツバキ、オオヤマザクラ、オオバクロモジ、ハウチワカエデ、エンレイソウ、ミヤマスミレ、ナガハシスミレ、オオタチツボスミレ、セントウソウ、キバナイカリソウ、イワウチワ、キクザキイチゲ、ミツバツチグリ、コンロンソウ、ミヤマカタバミ、ヒトリシズカなど、たくさんの花が道沿いに咲いています。ただ前回はあれほど多かったオオミスミソウやスミレサイシン、エゾエンゴサクはもうほとんど見かけません。雪国の山の春は短く、めまぐるしく変化します。

前回見かけなかったか、ごくまれにしかなかった花で今回出会ったのは、モミジイチゴ、エゾイタヤ、ミヤマキケマン、カタクリ、チゴユリ、クルマバソウといった花ですが、特筆すべきはニリンソウです。主稜線の肩に上がるまでの中腹にニリンソウの大群落があります。ブナやケヤキなどの高木の林床一面に白い花がたくさん咲いていました。ニリンソウが咲き乱れる細い山道を行くのは幻想的ですらあります。


ニリンソウの道


ハウチワカエデ


セントウソウ


ミヤマキケマン


カタクリ


ブナ林の道をゆく


経ケ蔵山頂より鳥海山

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