オウレンの群開

 

工房の近くの里山でオウレンの花がたくさん咲いています。雪はまだところどころ残っているのですが、その雪が溶けた先から所狭しという感じで、無数といっていいほどのオウレンが白い花を開いています。

オウレンはキンポウゲ科の多年草で、いくつか種類があるようですが、ここのものは葉がキクに似ているのでキクバオウレンというタイプでしょうか。白花なのに植物名を漢字で黄蓮(黄連)と書くのは、根茎の断面が黄色であることや蓮根のように太いからのようです。この根茎にはベルベリンという成分を多く含み、オウレンは昔から胃腸薬として名高く、薬用植物として栽培されることもあるとか。

花の外側の大きな花弁のように見えるのは萼片で、花弁は内側の小さい匙型のもの。両性花と雄花があり、両性花は袋状の実をつけるということなので、3・4枚目の写真はまちがいなく後者でしょう。

 

 

 

※ 別の場所のも2枚追加。

 

 

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