胴腹ノ滝にも

胴腹ノ滝にもすこしずつ春がやってきています。写真は4/11夕刻のものですが、周辺の雪もだいぶ消えて水量もいくぶん増してきたことが分かります。車道から約150m杉林の中を歩いて滝に行きますが、その歩道の積雪も50cm程度に減ってきました。

滝の水温をできるだけ計るようにしています。滝壺からだいたい2mばかり上の流水をデジタル温度計で計測します。湧出口は滝壺から4~5mくらい上にあり登って登れないことはありませんが、神聖なる滝であり信仰の対象でもあるので遠慮しています。実際、水量もあるので温度は測定誤差の範囲内におさまると思います。

最近の記録としては、3/1で右側が8.7℃、左が8.6℃(気温1.9℃)。3/7が右8.7℃、左8.6℃(気温1.1℃)。3/13が左8.6℃。3/30が右8.7℃、左8.6℃(気温3.3℃)でした。ここまでは水量に若干の変化があるものの水温は変わっていません。左の滝が0.1℃低いですね。ところが昨日4/11は右が8.8℃、左が8.9℃(気温4.0℃)と、右がこれまでより0.1℃、左は0.3℃も上昇しています。0.3℃というとふつうの感覚ではたいしたことがないように思いますが、湧水の温度変化としては決して見過ごしできないほどの大きなちがいです。

雪解水の直接的流入や外気温の影響は考えられないので、左右の滝の湧水の温度上昇および逆転はどうしてなのか? 安易な推測は避けたいと思いますが、ずっと継続して調べていけばそのうちなにか分かるかもしれません。

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