コーヒーブレーク 90 「きりん」

 

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十月やきしと引き締め水平線

[じゅうがつや きしとひきしめ すいへいせん] 寒くなってきた。天気予報でも最低気温が10℃を下回るようになるのもじきである。それでも日中は天気がよければ暑いことも多く、いまだに私はたいていTシャツ1枚ですごしている。そういえばこのTシャツというのも考えてみれば偉大な発明ではある。下着のシャツのようでいて下着ではない、上着として着てもまったく違和感がないというのはじつにすばらしい。生地自体も形状も下着とされているものとほとんど同じものなのに、この差はいったいなんだろうか? 基本同じものなのに違った意味が付与される。それはたぶん記号論の世界になるのだろうが、私にゃよく分からんので以下省略。

秋冷の道を掃きたる風車かな

[しゅうれいの みちをはきたる ふうしゃかな] 発電用の大型の風車がずいぶん増えた。近くでは庄内砂丘、県境を越えるとにかほ高原には風車が列を成している。鳥の衝突や低周波の問題などはたしかにあるが、それでも原子力発電よりは断然いいし、石炭や石油や天然ガスを輸入しての火力発電よりもまだましだとはいえるだろう。ほんとうはいちばんいいのは火山大国であり地震大国でもある地下エネルギー、すなわち地熱発電こそが自前の資源かつ半永久的に使用可能な資源という意味で最適と思うのだが、既存の利権構造&組織が邪魔をしてなのかいっかな普及進展しない。もちろん地熱発電にもメリットとデメリットが当然あるが、大局的・長期的な判断をしなければならない。日本には地熱発電の高度な技術はあるらしいのだが、それが国内ではあまり活かされていない。もったいない話である。

動物園きりんの首が逃げておる

[どうぶつえん きりんのくびが にげておる] 今年はまだ動物園にも水族館にも行ってない。ジオパークがらみの講習会やイベントがいくつもあり、本業の木工の個展が11/2〜8にあるので、それに出すものの製作や諸々の準備があってなかなか時間がとれない。登山やハイキングにもあまり行ってない。/動物園の目玉といえば、パンダは別格としてまずはゾウでありキリンである。日本にはいないし、日本にいる獣にくらべれば異形といっていい姿形であり、しかもとてつもなく大きい。昔の人ははじめてゾウやキリンを目にしたときどんなに驚いたことだろう。

 

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