ブナの丸太

 

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庄内町のSさんからブナの丸太をいただきました。ご自宅の庭に植えたブナが大きくなりすぎて日陰になって洗濯物が乾かない、建物のすぐ近くの位置にあるため根張りによる基礎への影響が心配、といった理由で自力で伐採したのだそうです。Sさんとは山登りの関係で知り合い、また以前家具のご注文をいただいたこともあるという間柄です。

払った枝も含めて全部もらいうけたのですが、樹齢25年ということで、いちばん太い幹の部分でも目通り20cmくらいの太さ。これをどう活用するかですが、放置したのでは乾燥によるひび割れや、生材ゆえの変色や虫食いの恐れがあるので、早急になんらかの処置をする必要があります。いちおうお話をいただいたときに考えていたことはあるのですが、それがうまくいくかどうかは試験してみないとわかりません。

ブナはすこし高い山間部にはまだ生えていますが、ほとんどは国有林内にあり通常は伐採はできません。かつての営林署時代(今は森林管理局?)のように、公共財のはずなのに自然林のブナ等の樹木を勝手に民間に払い下げてめちゃくちゃ皆伐してしまったという悪行・悪夢を再現してはいけません。したがってブナが材木市場に出てくることも今はほとんどなくなったので、日本産のブナは逆にたいへん貴重なものとなっています。

 

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