貧乏性

 

工房で石油ストーブを使用しているのですが、2台あるうちの1台は古くからある家庭用の小型の3.8kW/hのもの、もう1台は3年前に購入した「業務用」とでもいうべき18.5kW/hの最大出力をもつ大型の石油ストーブです。後者は「木造47畳、コンクリート65畳まで対応」とうたっているだけあって、フル稼働すると前者の5台ぶんほどの強力なパワーがあります。

ただ、当工房の作業場は母屋部分で24坪あり天井も4.5m以上と高く、また外壁が断熱材もない波トタン張りとあって、いくらストーブを焚いても部屋全体を暖かくすることはまず不可能です。そのためあくまでも局所的な暖房ということで割り切って稼働させているのですが、大型のほうは10段階ある火力調整のボタンを最小の1にしてもなお毎時0.54リットルの灯油を消費します。最大の10ではなんと毎時1.8リットルもの灯油を消費します。朝から晩近くまで(8〜18時)それで焚いたら石油のポリタンクが一缶まるまる一日で無くなってしまう計算です。

今年は石油の単価が下がってすこしは楽になったとはいえ、むやみにストーブを焚いたのでは暖房費がかかりすぎてたいへんなので、結局多くの場合小型ストーブも大型ストーブも最小かそれに近くまで絞って最小限で使用しています。まあ比較的経済的余裕があり、かつ厳寒期でも、過去をふりかえってみても目盛りを半分以上には上げた記憶がないので、節約というよりも単なる貧乏性なのかもしれません。

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