酒田市のSH&Iさんからご注文いただいたタモのテーブルが完成がしました。大きさは幅1500mm奥行800mm高さ690mmで、これまで使われていた中国製の1800×900×720mmのテーブルと入れ替えです。ダイニングキッチンがやや狭いので、動線を考慮してやや小さめのテーブル(4人がけとしてはごく標準的なサイズ)としました。
甲板の高さが690mmと、当工房のテーブルとしてはいくぶん高いのですが(通常は650mm以下)、椅子は従来のものをそのまま継続使用するため、それに合わせた高さとしました。甲板は同じ丸太から連続して取った共木(ともぎ)の板の2枚矧ぎですから、木目はよく似ています。4本の脚と幕板は大入+小根付き通しホゾ+くさび打ちで締結しているのはいつものとおりです。
ホゾの頭は脚の表面から1mm出して仕上げていますが、まったくフラットにするよりも強度があり、乾燥等による部材の収縮にも対応、見た目にもかっこうのアクセントになっています。飾りのための飾りではなく、構造そのものが飾りも兼ねているというわけです。