工房の台所の窓のところに中くらいの大きさの蜘蛛が網を張っていました。ガラス戸を開けたら敵の襲来と思ったのかすっと下に落ちていったのですが、そのあとに見えたのが一段と幅広になった4つの白い「足場」です。写真はしばらくしてまた上がってきた蜘蛛ですが、退避する前は脚を2本ずつその白いところに置いていたようです。この足場はもしかすると、網にかかった虫をすばやくキャッチするための一種のアンテナ・増幅装置かもしれません。
私は蜘蛛の生態などはほとんどわかりませんが、鳥などの外敵の目をすこしでもあざむくためかこの蜘蛛のように2本ずつ脚をくっつけてX型になってじっとしているか、もっと脚の長い蜘蛛だと一直線にI型になっているものもいますね。とくにI型だと一見してはゴミがクモの巣にひっかかっているようにしか見えないので、なかなかたいしたもんだなと思います。