三崎の海浜植物

 

秋田県と山形県の県境で、日本海に向かって鳥海山の溶岩が突き出しているところが三崎公園です。ここは昔からの海浜植物が多くそのままに保たれています。急な撮影だったので、漏れているものも少なくありませんが(トビシマカンゾウ、ヤマユリ、カワラナデシコ、アキカラマツ、ハマエンドウ等)、乾燥や直射日光や潮風といった極度にきびしい環境に生きている草花のいくつかを紹介します。

特筆すべきはこれらの海浜植物も「鳥海山の花」であって、ひとつの山で海浜植物から里の植物、高山植物までを連続的に観察できるのは非常に珍しいということです。山の花というととかく高山植物だけにスポットライトが当てられるきらいがありますが、海浜植物と高山植物は過酷な自然環境に生きているためか、多肉質であるとか背丈が低くコンパクトであるなど、姿形にも多くの共通項があります。

DSCN5105_2
イワベンケイ(ベンケイソウ科)

DSCN5094_2
オグルマ(キク科)

DSCN5087_2
クルマバナ(シソ科)

DSCN5082_2
スカシユリ(ユリ科)

DSCN5083_2
ツリガネニンジン(キキョウ科)

DSCN5107_2
ミヤコグサ(マメ科)

DSCN5092_2
ハマボウフウ(セリ科)

DSCN5111_2
ハマボッス(サクラソウ科)

DSCN5086_2
ヤマハッカ(シソ科)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA