製作中のペーパーウェイトDtypeですが、1回目の下塗り(サンディングシーラー)を終えたところで研磨と、底面に工房名・通し番号・材種をバーニングペンで記しました。これまでとは製造方法をすこし変えた関係で、打撃での刻印は難しくなったのと、やはり材種名が後々までわかったほうがよかろうというのがその理由です。
ただ木は当然ながら圴一の素材ではありませんので、年輪などの若干の凹凸がありますし熱の伝わり方も部分によって異なるので、なかなかきれいには焼けて(焦げて)くれません。思いのほか時間もかかります。
1枚目の写真は手前が神代ナラ、後ろがウォールナット変杢です。大きさがずいぶん異なるように見えますが、近接撮影しているせいで、実際には同一寸法。2枚目の写真は3回目の下塗りを終えたところのもので、手前の列がウォールナットとクリ、向こうが黒柿のスポルトとセンの縮杢です。