ロッカーのスギ材

 

うちの子どもも通っている学童保育所のロッカーを、先日の下駄箱(4/10記事)に続いて製作しています。寸法が幅435mm、奥行600mm、高さ1880mmの予定でこれが6台。すべて無垢材で作るので、必要な材料の総量としてはかなりのものになります(計算値としては約0.7m^3、重量は約240kg)。

そのため材料はスギ(杉)のKD材=人工乾燥材くらいしか選択肢がないのですが、4面にメーカー側で一度プレーナーをかけてあるとはいえ、節がたくさんあり、若干の反りや捻れや細かな傷・汚れがあります。一枚の板のサイズは厚さ24mm、幅210mm、長さ4mですが、これを節などが両端に来ないように、また組み立てたときに前面だけでもできるだけ表情がそろうように木取をし、工房の鉋盤で厚さ22mmにそろえました。ロッカーの奥行きが基本600mmなので、3〜4枚矧ぎ合わせれば所定の板幅になる計算です。

下の写真はそうして厚みをそろえた材料です。左側の短いほうは天板・地板・中板で、矧合もすでに終えたもので計36枚あります。右側の長いのは側板ですが、こちらはこれから木端をまっすぐに削って矧合をします。矧合前の板で36枚あります。幅600mm、長さ1880mmというと、ちょっとしたテーブルの大きさと同じくらいあるわけですから、その甲板12卓分かと想像すると、われながらこれは容易なことではないなと感じます。

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