これはメタノール(メチルアルコール)を主剤として固形化した燃料です。ずっと前、おそらく30年ほど前に野外キャンプなどの炊事等の際に使用していたもので、部屋を片付けていたら登山用品の段ボールの中から2缶出てきました。中身もまだ半分以上残っていたので、工房でお茶をわかすときに用いています。
写真の左上がその本体の缶で直径100mm、内容量250gですが、右上はこの缶の上に載せるごとくです。手前中央の輪っかは火力調整のためのもの。いずれもごくシンプルな作りと仕組みで、機械的な部分はいっさいないので故障の心配はありません。ただし現在主流のガスコンロ等にくらべると火力は劣るので、今はこうした固形燃料を使う人は少ないと思います。