バンの荷室改造

 

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他の工房で作った戸棚をお客様のところまで運搬することになり、この際ということでずっと懸案だった車の改造を行いました。とはいってもバンの荷室の床を合板でフラットにするだけです。

このバンは基本は貨物車でトラックに屋根が付いたようなものですが、乗車定員はいちおう6人となっています。前のほうに小柄な人なら無理してドライバー以外に2人、その後ろの荷室のほうに折りたたみ式のベンチがひとつあってここに3人です。ただし後席のシートベルトは道路交通法の改正で「後部席もかならずシートベルト着用」と義務づけられたので、それに合わせて急遽追加したものです。当初の車の設計にはなかったものなので、荷室の床の上に無造作に取り付けただけ。そのためシートを降りたんでも。ベルトの一部と取付金具がそこだけ床から3cmほど出っ張っているので、たいへんじゃまくさいです。

今までは運搬するものの保護や荷ズレを防ぐのと、このシートベルトの出っ張りを和らげるために厚手のキルトを下に敷くことが多かったのですが、それは単なる一時しのぎです。いつまでもそうもしていられないので、これを機会に改造しました。材料は12mm厚の合板と36×36mmの角材。荷室の天井高さをできるだけ犠牲にしたくないので角材は一面を31mmに減らしました。またふだん、たいした荷物がないときや3人以上の人を乗せる場合はやはり後席も必要なので、その場合はもちろんシートベルトも使えるように、新たな床板は前・中・後の3分割として、前の床板は簡単に外して中・後の床の上に置けるようにしました。

まあ自分の仕事車なので用が足りればよしということで、見てくれは適当です。写真は戸棚の運搬を無事終えたところですが、まだ床板の塗装はしていません。汚れが付きにくいようにするためにもそれなりの塗装はしたほうがいいのですが、仕事が一段落する来月に入ってからになるかもしれません。

 

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