刃径165mmの新しい電動丸ノコを導入したことは当ブログの7月17日の記事で紹介しましたが、それ専用のカット定規です。木取などをする際に直角の墨線を引かなくとも、材料の木端の一辺にこれをあてがい丸ノコのベースの左側をこの定規のガイドに沿って切断すれば、ほぼ正確な直角になります。切断面の直角の精度は横切盤やスライド丸ノコで行うのにくらべればすこし劣りますが、それでも長さ1mにつきプラスマイナス0.5mmくらいの精度は出ているので、実用上はまったく問題ありません。
こうした丸ノコ用のカット定規は市販品でもいろいろありますが、自分がふだん使っている丸ノコにあわせてオリジナルで作れば、もちろん使い勝手は抜群です。丸ノコが材料の上を直接スライドすることもないので、塗装品や仕上削りの済んだ材料でも傷をつける心配がありません。
長い間使っているうちに材料の抵抗などによって刃が横ぶれして、ベースの薄板(3mm厚の合板)の右端のラインと丸ノコの刃の左側との間にわずかな隙間が生じてくることがありますが、その場合はガイドの幅を1mm程度切り詰めることで簡単に修正できます。